ポルシェカレラカップジャパン2024　第8戦＆第9戦（富士）予選レポート

　ポルシェジャパン株式会社（本社：東京都港区）とポルシェカレラカップジャパン（PCCJ）委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2024シリーズ第8戦および第9戦『ミシュラン・チャレンジ』の予選を、富士スピードウェイ（静岡県）で2024年8月2日（金）に開催しました。

天候：晴れ　路面：ドライ　気温：31度　路面：46度（セッション開始時）

　シーズン後半戦に突入した今シーズンのPCCJ。今回の第8戦＆第9戦・富士ラウンドの結果次第でチャンピオンが決定するクラスもあるため、参戦ドライバーはいつも以上に気合いを入れて富士に挑んでいる。その状況下、今回プロクラスには7号車と45号車のリザーブドライバーがエントリー。7号車をドライブするのは、2017、2018年のポルシェジャパンジュニアドライバーで2021年以来のPCCJ出場となる＃7 上村優太。45号車は、FIA F2やELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズなどでの実績を持つ＃45 佐藤万璃音がドライブする。

　またアマクラスには、98号車のリザーブドライバーとして＃98 Kenji KOBAYASHIが参戦する。そして、2日の8時から45分間行われた専有走行でトップタイム1分41秒072をマークしたのは、PCCJで7連勝中の＃60 伊東黎明だった。

　PCCJ公式予選は、専有走行終了から約2時間後の2日11時から30分間で行われた。予選開始時の気温は31℃と真夏の日差しが照りつけるなか、コースインした各車はまず路面状態をチェックして走行。本格的なタイムアタックは3周目から開始され、まずは＃7 上村が1分41秒847でトップに起ち、＃60 伊東が1分41秒969で続く。翌4周目に＃60 伊東は1分41秒725をマークしてトップを奪い、5周目にはポルシェジャパンジュニアドライバーの＃91 平安山良馬が3番手に浮上する。
　
　上位陣は5周過ぎから続々とピットへ向い、マシンのセッティング調整とタイヤ交換を行う。残り15分を切ると＃7 上村がコースへ戻るが、セッティングを確認するため再びピットへ。そして、各ドライバーがニュータイヤタイムでラストアタックに挑んだのが残り5分を切ってからで、＃90 呉良亮が1分41秒420のトップタイムをマークすると、＃60 伊東が1分41秒401をマークして再逆転でトップに。結果、＃60 伊東が8戦連続でポールポジションを獲得するが、「タイム差がほとんどなく危なかったですね。でもポールを獲れたので、決勝はスタートを決めて逃げ切りたいと思います」と、意気込みを語る。

　4番手の＃45 佐藤は「クルマもサーキットも初めてと、手探り状態での参戦となっています。でも乗るたびにタイムはアップしているので、決勝では表彰台を目指します」、5番手の＃91 平安山は「今日は気持ちが先行してしまった部分もあるので、決勝は冷静に戦いを挑みたいと思います」と語る。トップから5番手までが、0秒420の間にひしめき合っているだけに、決勝はかなりの接戦が予想される。

　プロアマクラスは、現在クラスランキングトップの＃9 武井真司が1分42秒782でポールポジションを獲得。「2セット目でタイムを伸ばすことができなかったので、ポールを獲れて安心しています。決勝はスタートを決めて逃げ切りたいですね」と、課題はスタートと語る。2番手は＃10 MOTOKI、3番手は＃77 浜崎という結果に。

　アマクラスのポールポジションを獲得したのは＃66 BANKCYで、「ラストアタックに掛けていたので、クラスポールポジションは嬉しいですね。総合順位でも過去最高の予選結果だと思うので、この順位を守ってゴールを目指します」と、喜ぶ。2番手は＃16 Hiro、3番手は＃88 Tiger Wuが獲得した。

　予選中のセカンドベストタイムで決定した第9戦『ミシュラン・チャレンジ』の予選結果は、オーバーオール（総合）は＃60 伊東、プロアマクラスは＃9 武井がポールポジションを獲得。アマクラスは＃16 Hiroが初ポールポジションを獲得し、「嬉しいですね。決勝も自分の走りができればと思います」と語る。

　決勝レースは第8戦が3日（土）16時35分スタート（15周もしくは30分間）、第9戦が4日（日）10時スタート（15周もしくは30分間）を予定する。なお、決勝レースは下記のポルシェジャパン公式Youtubeチャンネルでライブ配信される。

第8戦ライブ配信URL（配信予定：8月3日 16時30分～）

第9戦ライブ配信URL（配信予定：8月4日 9時55分～）