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投稿日: 2024.08.03 23:42

ポルシェカレラカップジャパン2024 第8戦(富士)決勝レポート


国内レース他 | ポルシェカレラカップジャパン2024 第8戦(富士)決勝レポート

 ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2024シリーズ第8戦の決勝を、富士スピードウェイ(静岡県)で2024年8月3日(土)に開催しました。

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:32度 路面:42度(レーススタート時)

 前日2日(金)に行われたPCCJ第8戦の予選で、ポールポジションを獲得したのはランキングトップの#60 伊東黎明。トップから0秒019差の2番手は昨年のポルシェスプリントチャレンジジャパン(PSCJ)GT3-Iクラスチャンピオンの#90 呉良亮、0秒223差の3番手は7号車のリザーブドライバーで2021年以来のPCCJ出場となる#7 上村優太、0秒339差の4番手は7号車のリザーブドライバーで今年WEC世界耐久選手権に参戦中の#45 佐藤万璃音、0秒420差の5番手はポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 平安山良馬と、トップ5台の予選結果は僅差となっている。そして、プロアマクラスのポールポジションは#9 武井真司、アマクラスのポールポジションは#66 BANKCYが獲得している。

 第8戦決勝は、3日(土)16時40分からフォーメーションラップが開始され、ふたたび全車がグリッドに整列してレースはスタート。ポールポジションの#60 伊東がトップで1コーナーに飛び込み、2番手の#90 呉が並び掛けるも抜けずに追いかける態勢に。これでトップの#60 伊東は、自分のペースで周回を重ねて2番手以下との差を徐々に広げていき、8周目にはレースファステストとなる1分41秒679をマーク。そしてレース終了時の2位#90 呉とのタイム差は8秒494まで広がり、ポール・トゥ・ウインで今季8連勝を飾った。

「クルマの状態が完璧で、スタートからゴールまで安定して走ることができました。これも練習走行からメカニックと、しっかりと取り組んできた結果だと思います」と、#60 伊東は優勝を喜ぶ。そして今回の結果により、ポイントが逆転される可能性がなくなったため、今季王者が決定した#60 伊東は、「ここまで全戦全勝でチャンピオンを決めることができて嬉しいです。でも、シーズンはまだ終わっていないので、最後まで気を引き締めてレースに挑みます」と、自らに気合いを入れる。

 2位の#90 呉は「スタートで前に出られなかったのが今日の敗因ですね。まだまだ修行が足りないので、もっと頑張ります」と悔しがる。3位争いは、レース中盤から#7 上村と#91 平安山がテール・トゥ・ノーズの争いを繰り広げるが、経験値で上回る#7 上村が逃げ切って表彰台を獲得。

「久しぶりのPCCJでしたが、うまくペースを掴むことができませんでした。今日は少し苦しかったですが、明日はもっといいレースを見せたいと思います」と、3位の#7 上村は語る。4位に終わった#91 平安山は、「ちょっとした判断ミス、ペースの作り方で、上村選手を抜けなかったのは悔しいです。この経験を明日のレースに活かしたいと思います」と、リベンジを誓う。

ポルシェカレラカップジャパン2024 第8戦(富士)決勝レポート
ポルシェカレラカップジャパン2024 第8戦富士

 プロアマクラスは、クラス2番手の#10 MOTOKIが今回も好スタートを決めてトップに起つが、その背後にはライバルの#9 武井がピタリと着ける。後方からプレッシャーを与えながらチャンスを伺う#9 武井は、10周目の最終コーナーから#10 MOTOKIのスリップに入り込みホームストレートでトップを奪い返す。そして、そのまま逃げ切って#9 武井が今季6回目となる優勝を飾る。

「スタートでMOTOKI選手に抜かれましたが、背後から見ていると苦しそうだったので絶対にチャンスは来ると思っていました。諦めずに攻めたのが、良い結果に繋がりました」と、レースを振り返る。2位の#10 MOTOKIは、「今日はペースを保つことができずに逆転を許してしまいました。明日こそは……」と悔しがる。

 アマクラスはクラス3番手スタートの#88 Tiger Wuが、#66 BANKCYとテール・トゥ・ノーズの争いを見せるが、落ち着いたレース運びで優勝。「BANKCY選手が背後からプッシュしてくるので、そのプレッシャーに負けないように走りきりました」と、#88 Tiger Wuは今季7勝目を喜ぶ。
 
 一方の#66 BANKCYはラストラップにハーフスピンを喫してしまい、2位は初表彰台となる#16 Hiroが獲得。「初表彰台を獲得できて嬉しいですね。明日はクラスポールポジションからのスタートになるので、もうひとつ上を目指して頑張ります」と、#16 Hiroは喜びを語る。なお、#88 Tiger Wuは明日のレース結果でランキング2位以下に50点差以上着けば、2年連続でのクラス王者が決定する。

 注目のPCCJ第9戦『ミシュラン・チャレンジ』の決勝レース(15周もしくは30分間)は8月4日(日)10時のスタートを予定する。ポールポジションは、オーバーオール(総合)が#60 伊東、プロアマクラスが#9 武井、アマクラスは#16 Hiroが獲得している。

 なお、決勝レースの模様は下記のポルシェジャパン公式Youtubeチャンネルでライブ配信される。

第9戦 Michelin Challengeライブ配信URL(配信予定:8月4日 9時55分~)


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