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投稿日: 2024.07.22 22:22
更新日: 2024.07.22 22:30

ポルシェカレラカップジャパン2024 第7戦(富士)決勝レポート


国内レース他 | ポルシェカレラカップジャパン2024 第7戦(富士)決勝レポート

 ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2024シリーズ第7戦の決勝を、富士スピードウェイ(静岡県)で2024年7月21日(日)に開催しました。

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:31度 路面:42度(レーススタート時)

 PCCJ第7戦のグリッドは、21日(土)に行われた予選のセカンドベストタイムで決定した。オーバーオール(総合)のポールポジションを獲得したのは、前日も優勝し6連勝中のプロクラスの#60 伊東黎明。2番手は#90 呉良亮、3番手は#7 山田遼、4番手はポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 平安山良馬。プロアマクラスのポールポジションは#9 武井真司、アマクラスのポールポジションは#88 Tiger Wuとなった。

 第7戦決勝は朝から青空が広がり、気温が上昇する10時25分からフォーメーションラップが開始される。ふたたび全車がグリッドに整列してレースはスタートとなり、2番手グリッドの#90 呉、3番手グリッドの#7 山田が好スタートを見せ、ポールポジションの#60 伊東は何とか#7 山田を抑えるも、#90 呉が1コーナーでトップに立つ。

 #90 呉、#60 伊東、#7 山田の順で1周目を終えると、ホームストレートで#90 呉のスリップに入った#60 伊東は1コーナーで並び掛け、コカ・コーラコーナーでトップに立つ。#7 山田もその隙を着いて#90 呉をオーバーテイクして2番手に浮上。トップの#60 伊東はペースを上げて2番手以下を引き離しに掛かるが、2番手の#7 山田も必死の走りでレース中盤以降にベストタイムを更新し、その差を徐々に縮める。

ポルシェカレラカップジャパン2024 第7戦(富士)決勝レポート
#60 伊東黎明

 しかし、最終的に0秒804の差で#60 伊東がトップチェッカーを受け、開幕戦から7連勝を達成。レース後、#60 伊東は「今シーズン初めてスタートに失敗し、2番手になってしまいましたが、焦らずに呉選手の動きを後方からじっくり見て2周目に仕掛けました。レース終盤は、山田選手とレースファステストタイムの戦いがあったのですが、ラストラップに負けたのが悔しいですね」と、#60 伊東はタイム争いでの負けを反省する。
 
 2位の#7 山田は「レース中盤からペースを上げ、トップとの差を詰めましたが一歩届きませんでした。次大会も富士ですから、今回の戦いを振り返り逆転を狙っていきます」と気合いが入る。3位は、レース中盤の#90 呉とのバトルを制した#91 平安山が獲得し、「クルマのセットを変更したことで今日のペースは良かったと思います。でも、トップ2台と戦うには色々な部分を見直していく必要があります」と巻き返しを誓う。4位に終わった#90 呉は、「スタートは良かったのですが、タイヤマネージメントが悪かったのかポジションを落としてしまいました」と残念がる。

ポルシェカレラカップジャパン2024 第7戦(富士)決勝レポート
#9 武井真司

 プロアマクラスは、第7戦も#10 MOTOKIが好スタートでクラストップに浮上し、周回を重ねていく。しかし、思ったようにペースは上がらず、2番手の#9 武井との差が徐々に縮まっていき、10周目の1コーナーで#9 武井がオーバーテイクに成功する。そして#9 武井はゴールまでトップを守り切り、今大会2連勝を飾る。
 
「スタートでポジションダウンしてしまいましたが、MOTOKI選手との差を詰めて最終的にトップに立てて良かったです」と、#9 武井は優勝を喜ぶ。2位に終わった#10 MOTOKIは「今日はセットがうまく決まらず、ペースが上がりませんでした。次の富士は、データを見直して気持ちを入れ替えて挑みたいと思います」と、次戦での逆襲を狙う。

 アマクラスは、クラスポールポジションの#88 Tiger Wuが第6戦同様にプロアマクラスの争いに割って入る速さを見せ、ポール・トゥ・ウインで優勝を飾る。「今日はミスなく優勝できて良かったです。チームの強さが僕をバックアップしてくれていると、ビンゴには感謝しています」と喜びを語る。2位は#66 BANKCY、3位は今シーズン初表彰台となった#36 Sky Chenが獲得した。

 PCCJ第8戦/第9戦は、2週間後の8月2日(金)、3日(土)、4日(日)に、今大会と同じく富士スピードウェイ(静岡県)で開催する。2日に予選、3日に第8戦決勝、4日に第9戦“ミシュランチャレンジ”決勝と3日間開催となる。しかも次大会は、スーパーGTの併催レースとして開催されるため、今回のスーパーフォーミュラとは違った路面コンディション下、どのような戦いが展開されるのか注目される。

ポルシェカレラカップジャパン2024 第7戦(富士)決勝レポート
#88 Tiger Wu


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