レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

国内レース他 ニュース

投稿日: 2021.07.27 18:01
更新日: 2021.07.27 18:16

ブリヂストン TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2021第4戦SUGO レースレポート

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


国内レース他 | ブリヂストン TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2021第4戦SUGO レースレポート

TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2021 プロフェッショナルシリーズ 第4戦

苦しい戦いのなか4位に川合が入る

開催場所:スポーツランドSUGO
開催日:2021年07月24日(土)〜2021年07月24日(土)

 今シーズンより設定され、今大会が初適用となる1大会2レース制。公式予選は1回だけで、ベストタイムで第4戦、セカンドベストタイムで第5戦のスターティンググリッドが決定する。そして、その予選から第4戦と第5戦の2レースを1セットのタイヤで走り抜かなければならない。昨年までの1大会2ヒート制との違いは、予選で最低でも2アタックしなければならないことで、それだけタイヤの負担は大きくなる。

 プロドライバーはタイヤのパフォーマンスを引き出すだけでなく、マネジメントする能力も兼ね備え、速さと耐久性をドライバーが高い次元でバランスさせることを可能にする。そんなプロフェッショナルによるハイレベルな戦いが繰り広げられた。

●予選

 このところ好調を維持している#10菅波冬悟(DL)が早々とトップタイムをマーク。しかしチームメイトの#80宮田莉朋(DL)がそれを上回る。#34佐々木雅弘(ブリヂストン)はわずかに届かず3位。

 しかしピットレーンに戻った佐々木雅弘に告げられたのは、走路外走行の判定によるタイム抹消だった。すでに2度のアタックを終えていたのだが、3つ目のタイムを記録するために、もう一度コースイン。3周多く周回し、しかもアタックラップが1回増えたことで、佐々木雅弘のタイヤのダメージが心配される事態となった。

 またベストタイムが抹消されたことで、セカンドベストが予選タイムとなり、16位にまで順位を落としてしまった。代わって3位に繰り上がったのは#82谷口信輝(DL)で、4位に#31青木孝行(ブリヂストン)が入った。ブリヂストン装着勢は、トップ10に3台が入った。

●決勝

 素晴らしいスタートを決めたのは、今シーズンまだ表彰台に立っていない谷口だった。1コーナーで菅波冬悟を制して2位へ。しかし3周目に逆襲を受け、ポジションは元に戻った。

 トップグループはその3台で形成されレースは進んで行った。しかしトップ2台と谷口とのギャップは少しずつ拡がっていった。後続グループは集団となり、激しい接近戦が展開されていた。4位を走行していた#123松井孝允(DL)が、5位青木とのバトル中に接触を受けてコースオフ、7位に後退。しかしこのアクシデントでレース後、4位でチェッカーを受けた青木選手に30秒加算のペナルティが与えられ、21位となった。

 また第5戦での勝負に出た佐々木は、ゆっくりとオープニングラップを走ってからファステストラップを出し、その後はスローペースでタイヤをケア。また予選より前は好調だった#56鶴賀義幸(ブリヂストン)もスロー走行し、同様に第5戦での上位進出を狙った。

 結局、宮田がポール・トゥ・ウインで初優勝を手にした。2位には菅波、3位は今シーズン初表彰台となる谷口が上がった。10位以内に入ったブリヂストン装着勢は、4位の#521川合孝汰と、7位の#160吉田広樹の2台だった。

■次のページへ:TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2021 クラブマンシリーズエキスパート 第4戦


関連のニュース