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スーパーGTニュース

投稿日: 2014.10.15 00:00
更新日: 2018.02.17 03:37

スーパーGT王座争いの条件は? 現在の得点を整理


 いよいよ11月15日〜16日にツインリンクもてぎで開催されるスーパーGT第8戦。激闘が続いた2014年シーズンも大詰めを迎え、気になるのは今季のチャンピオン争い。いったい誰が何位でフィニッシュすれば王座獲得となるのだろうか? 最終戦に向け、ドライバーズランキングに絞って状況をまとめてみた。

 GT500クラスでは、第6戦鈴鹿、第7戦タイと連勝をPETRONAS TOM'S RC Fが連勝を飾り、ジェームス・ロシターが選手権を一歩リードしている状況。チャンピオンの可能性を残すのはKeePer TOM'S RC Fの伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ組(64点)、MOTUL AUTECH GT-Rの松田次生/ロニー・クインタレッリ組(61点)、カルソニックIMPUL GT-Rの安田裕信/ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ組(60点)、PETRONAS TOM'S RC Fの中嶋一貴(59点)、ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GTの山本尚貴(53点)となっている。

 その中で、中嶋一貴はロシターと組んで最終戦を戦うことが確実のため、チャンピオンの可能性は実質はなし。PETRONAS TOM'S RC Fは優勝すれば、他の陣営の順位に関係なくロシターにとって初のスーパーGTチャンピオンが決まる。一方、伊藤/カルダレッリ組は7位以上が絶対条件。松田/クインタレッリ組、安田/オリベイラ組は4位以上、山本は2位以上が条件となるが、いずれも他の順位により変動する。

 ロシターにとって強みと言えるのは、今季2勝を挙げていることだ。もしPETRONAS TOM'S RC Fが最終戦で無得点となり、他陣営が今のロシターと同じ67ポイントに到達しても、勝利数の差でロシターがチャンピオンとなる。オーバーテイクが他サーキットに比べ難しいと言える最終戦もてぎでは、予選から少しでも前につけようとする激しい戦いが展開されることになりそうだ。

2014 スーパーGT500クラス 王座争い早見表
ドライバー現得点1位2位3位4位5位6位7位8位9位10位11位〜
J.ロシター(2)678782787573727170696867
伊藤大輔/A.カルダレッリ(1)648479757270696867666564
松田次生/R.クインタレッリ(1)618176726967666564636261
安田裕信/J-P.デ・オリベイラ(1)608075716866656463626160
中嶋一貴(2)597974706765646362616059
山本尚貴(1)537368646159585756555453
※カッコ内の数字は今季勝利数
rn※太字はチャンピオンの可能性がある数字