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国内レース他ニュース

投稿日: 2014.04.17 00:00
更新日: 2018.02.16 23:11

久保凛太郎、F3-Nでデビューウィンを果たす


久保凜太郎がF3デビューウィン達成!
第2戦も2位で、順調なダッシュを決める。

全日本F3選手権第1・2戦
4月11~13日
鈴鹿サーキット
5.807km

 最高峰から底辺まで、幅広くフォーミュラカーレースをカバーする『とちぎル・ボーセ モータースポーツ』が挑むカテゴリーのひとつ、全日本F3選手権が、鈴鹿サーキット(三重県)を舞台に、4月11~13日に開催された。トヨタ3S-GEエンジンのワンメイクで、ドライバーの育成に最適と言われるF3-Nクラスに、今シーズンも挑むこととなった。

 ドライバーとして起用されたのは『ル・ボーセフォーミュラアカデミー』で鍛え、昨シーズンはスーパーFJもてぎシリーズのチャンピオンに輝いた久保凜太郎。近年ではスーパーFJの後、FCJなどミドルフォーミュラを経てからF3へステップアップというのがセオリーになっていたが、昨年そのFCJの最終ラウンドにスポットで参戦し、十分にその上のF3で戦えるとチームは判断。そんな期待に結果で応えてくれることが期待された。

予選
4月12日(土)
天候/晴れ
コース状況/ドライ

 今シーズンのF3-Nクラスはエントリーが6台。しかし、ドライバーはいずれも実績豊富とあって、激戦となることが大いに予想されていた。金曜日に行われた専有走行では、2回ともに2番手に。とはいえ、トップとはごく僅差とあって期待はより一層高まることとなった。

 土曜に行われた予選では、その思いがさらに高まることに。1回目は最初のアタックからしっかりクリアラップを取って1分55秒559をマークし、トップに浮上。その直後にデグナーでのコースアウト車両があって、残り2分を切ったところで終了に。それでも久保のタイムを上回る者は現れず、緒戦からいきなりNクラストップのグリッドを獲得する。

 2回目は路面コンディションの悪化により、全体的にタイムが伸び悩む中、それでも最小限のダウンに留めた久保は唯一56秒台を切る、55秒686を叩き出して2戦連続でNクラストップに輝くことに。総合でもそれぞれ9番手につけることとなった。