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スーパーフォーミュラニュース

投稿日: 2014.07.14 00:00
更新日: 2018.02.17 01:29

国本「3位に入賞できて本当に良かったです」


2014 SUPER FORMULA

P.MU/CERUMO・INGING Race Report

第3戦 富士スピードウェイ
7月13日(日)決勝

#38 石浦 宏明 4位 / #39 国本 雄資 3位

天候:曇りのち雨 | コース状況:ドライ→ウェット

 シリーズ第2戦に引き続いて、富士スピードウェイを舞台に戦われたSUPER FORMULAのシリーズ第3戦。今回は通常のスタイルでレース距離も250kmとされたが、レース終盤ににわか雨がコースを濡らし、またスピンでコース上に停まったマシンを回収するためにセーフティカーが導入されるなど、レース終盤はハプニングの連続となった。しかし、こうした状況の中、P.MU/CERUMO・INGINGの2台をドライブする石浦宏明と国本雄資、2人のドライバーは安定したペースで走るとともに、チームが的確な判断でタイヤ交換を実施、8番手グリッドからスタートした国本が今季初となる3位表彰台を獲得。5番手グリッドから優勝の期待も高かった石浦は、思わぬマシントラブルに見舞われたものの4位に踏ん張り、2台揃っての上位入賞を果たすことになった。

 前日までに比べて、雲が随分と厚い空模様で、日曜日が明けた。朝一番で行われたフリー走行はセッション開始時点で気温が24℃、路面温度が29℃でドライコンディション。結果的には石浦が5番手、国本が12番手のタイムをマークした。石浦は、予選に特化した仕様から、前回、シリーズ第2戦のレース2でテストして好感触を得たセットをベースにした決勝仕様を確認。一方の国本は、予選で悩まされたトラブルが完全に対策されているかの確認。2人ともに大きなテーマを抱えてのフリー走行だったが、ともに好感触を得たようだ。ポジションはともかく、タイム的にはトップとは僅差で、午後の決勝に向けて一層期待の高まるセッションとなったが、終盤にトラブルで停まったマシンから出火するハプニングもあって、セッションは残り数分のところで赤旗中断からそのまま終了。予定されていたスタート練習もキャンセルされてしまったが、これは、この日のレースの終盤を予告していたのかもしれない。

 決勝レースは午後2時から。だがその1時間前に小雨が路面を濡らすことになった。これは文字通りの“通り雨"で、決勝がスタートするまでには殆ど乾いてしまい、実際、全車ドライタイヤで決勝レースをスタートしている。ちなみに、スタート時のコンディションは、セクター3に少し濡れた部分があったが基本的にはドライ。気温と路面温度は、それぞれ22℃と26℃だった。