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投稿日: 2015.05.27 00:00
更新日: 2018.02.23 16:37

笹原、FR2.0 NEC第2戦で2位表彰台を獲得


2014年5月27日

2015 フォーミュラ・ルノー2.0 NEC第2大会レビュー
――笹原右京、競り合いの中で手にした貴重な2位と4位――

■大会概要
開催地:イギリス(シルバーストン:一周5.891km)
開催日:2015年5月22日(金)~24 日(日)

■シルバーストン・レビュー
5月22日(天気:曇り/路面:ドライ) レース1 予選2番手/レース2 予選4番手
5月23日(天気:曇り/路面:ドライ) レース1 決勝2位
5月24日(天気:曇り、小雨/路⾯:ドライ、セミウェット) レース2 決勝4位

 緊急参戦の運びとなった2015シーズンのフォーミュラ・ルノー2.0 NEC(FR2.0 NEC)第2大会は、5月22~24日にF1イギリスGPの開催地でもあるシルバーストンで25台の参加により実施されました。ART ジュニアチーム所属の笹原右京(ささはら うきょう/19歳)は予選で1回目で2番グリッドを、予選2回目で4番グリッドを獲得し、決勝レース1では2位、決勝レース2では4位となりました。

 2番グリッドから臨んだ決勝レース1(25分間)は、スタート直後に後続のライバルから次々に襲いかかられて防戦一方となりました。最悪6番手への転落も危ぶまれましたが、一歩も引かない強く巧みな走りで苦境をしのぎきりました。そして2番手の座を確実にしたあとは後続を徐々に引き離し、一方でトップとの差を徐々に削り取り始めました。しかも、最終周にはファステストラップを記録する意地を見せて、結果的に今季2勝目には届かなかったものの2位となった笹原は開幕3連続表彰台を獲得しました。

 4番グリッドから臨んだ決勝レース2(25分間)は、1周目の第1コーナーで後方のライバルがクラッシュ、いきなりセーフティーカー(SC)導入となる波乱の展開で始まりました。SC導入中には小雨がコースの路面を濡らし、笹原にとっては順位を上げる千載一遇のチャンスが訪れたように思われました。しかし、SC退去後のライバルの警戒は予想以上で厳しい防戦に阻まれ、あと一歩表彰台に届かない4位でチェッカードフラッグを受けました。

 なお、笹原が出場する次の大会は5月29~31日にベルギー・スパフランコルシャンで開催されるユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0(EURO CUP FR2.0)第2大会となります。引き続きご注目いただき、末長いご支援とご声援をよろしくお願い申し上げます。

■笹原右京のコメント
「予選はもう少し上の順位を目指していましたが、現状ではやりきったという満足感で終えられました。決勝レース1はクルマの調整が原因でタイヤの温まりが悪かったのと、直前のレースのタイヤカスが酷かったのが原因で、後続を抑え込むのに苦労しました。あの絶体絶命の場面で2番手を守りきれて、絶対に順位を譲らないという強い気持ちを見せられたと思います。また、トップの選手は新品タイヤを使っていて、中古タイヤの僕がレース序盤に引き離される状況は織り込み済みでした。最終的に2位とはいえ、このレースで得られる最高の内容と成績でした」

「決勝レース2はタイヤの温まりも悪くなく、レース序盤にトップ3へ上がればチャンスはあると考えていました。しかし、1周目の事故でSCが導入され、その事故処理が長引いたのは予想外でした。それでもSCランの間に小雨が降ってきて、仕掛けるチャンスが来たと思いました。ただ、ライバルも必死でそう簡単にはスキを見せてくれません。この週末、セクター1が速ければ数少ない追い越し場所であるハンガー・ストレートエンドで仕掛けられたのですが実際はセクター1が遅く、追い越し場所が見当たらないセクター2と3だけは非常に速いという状況でした」

「このシルバーストンの経験を活かして、次にスパフランコルシャンで開催されるEURO CUP FR2.0でも上位で暴れる覚悟です。今後もご声援とご支援をよろしくお願い致します!」


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