更新日: 2018.02.23 17:03
笹原右京、FR2.0第6大会で連続入賞を達成
2015年9月29日
2015 ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0 第6大会レビュー
--笹原右京、最終大会へチャンピオンの望みをつなぐ--
■大会概要
開催地:フランス(ル・マン:一周 4.185km)
開催日:2015年9月25日(金)~27日(日)
■ル・マン・レビュー
9月25日(天気:晴れ/路面:ドライ)練習走行1回目 5番手/練習走行2回目 7番手
9月26日(天気:晴れ/路面:ドライ)予選1回目 6番手
9月26日(天気:晴れ/路面:ドライ)決勝レース 1 5位
9月27日(天気:晴れ/路面:ドライ)予選2回目 9番手
9月27日(天気:晴れ/路面:ドライ)決勝レース 2 9位
2015シーズンのユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0(EURO CUP FR2.0)第6大会は、9月25~27日にフランスのル・マン・ブガッティ・サーキットで23台の参加により実施されました。ART ジュニアチーム所属の笹原右京(ささはら うきょう/19歳)は、6番グリッドからスタートした決勝レース1は5位、9番グリッドからスタートした決勝レース2は9位でした。
25日に実施された50分間×2回の練習走行では、1回目に5番手、2回目に7番手のタイムを記録し、初めて走るサーキットにもかかわらずまずまずの滑り出しを見せました。26日午前に実施された予選1回目は2組に分けられ、グループAに割り当てた笹原は1分33秒123を記録してグループ3番手となり、6番グリッドから決勝レース1に臨みました。
26日午後の決勝レース1、笹原はスタートしてすぐに5番手へ順位を上げてライバルを追いかけ始めました。しかし、4番手に1秒差以内まで接近し続けてプレッシャーを掛け続けるものの、チャンスらしいチャンスはなかなか訪れませんでした。レース終盤には後方で事故が発生して赤旗掲示、そのままレースは終了となりました。
27日午前の予選2回目にも笹原はグループAから出場。しかしながら、クルマのセッティングが満足できる状態とはいえず1分33秒046でグループ5番手に留まり、9番グリッドから決勝レース2に臨むこととなりました。
同日午後の決勝レース2、一時は7番手へ浮上するものの荒れたレース展開で1周目を9番手で終えました。コースレイアウトの特性により順位変動は少なく、笹原は10位でチェッカードフラッグ。レース終了後、上位ドライバーにペナルティが科されて最終成績は9位となりました。
なお、次のレースは10月2~4日にドイツ・ホッケンハイムリンクで開催されるフォーミュラ・ルノー2.0 NEC 第7(最終)大会です。ぜひ、笹原に引き続きご注目いただき、末長いご支援とご声援をよろしくお願い申し上げます。
■笹原右京のコメント
「初めてのル・マンでしたがコース攻略の面では問題なく、25日の練習走行ではタイムよりもマシンのセット調整に専念しました。26日の予選1回目はセクター1と3こそ好調でしたが、セクター2は練習走行の段階からマシンのセット調整でいまひとつ詰めきれず、結果的にグループAの3番手でした」
「決勝レース1はスタートしてすぐに6番手から5番手へ上がりました。1周目に勝負をかけていましたが、ほとんどチャンスがなく、さらにレースペースは前のマシンに付いていくので精一杯の状態でした。明らかなマシン調整のズレを確認できたので、それを修正して予選2回目と決勝レース2に臨みました」
「決勝レース2に向けた27日の予選2回目は、前日の予選での悪い部分を修正して挑みました。しかし、路面コンディションの変化まではうまく対応できておらず、またコースインのタイミングやタイムアタックの位置取りも悪くグループAの5番手でした」
「決勝レース2は9番グリッドから積極的に攻めて、一時は7番手まで上がりました。しかし、コース外を走ったりコースを近道したりするライバルたちに抜かれて10位でチェッカードフラッグ。レース終了後、先着したライバルのひとりにペナルティが科されて9位となりました」
「金曜日の練習走行の段階で判明した、マシン調整のズレが最後の最後まで響きました。予選も決勝も自分の運転はノーミスだっただけに残念です。マシン性能を出し尽くせたとは思いますが、成績を残すためにはまだまだ足りないものがありました。フォーミュラ・ルノー2.0のユーロカップ・シリーズもNECシリーズも、今季は残すところそれぞれ1大会となりました。いずれも厳しい状況ですがチャンピオンの可能性は残っているので、最後まで皆さまのご声援とご支援をよろしくお願い致します!」
■フォーミュラ・ルノー2.0 第6大会 レース1ハイライト
■フォーミュラ・ルノー2.0 第6大会 レース2ハイライト