更新日: 2018.02.16 11:08
BRZの山野、富士では苦戦覚悟も「2ケタ得点狙う」
二度目の富士でSUBARU BRZは上位を目指す
2012年9月8日~9日 第6戦 富士スピードウェイ
過酷な鈴鹿1000kmで速さを見せたSUBARU BRZ GT300が、この週末、ふたたび富士に登場します。SUPER GT第6戦は、シーズン2度目の富士での戦いです。
先日行われた鈴鹿1000kmでは、結果はリタイヤながらSUBARU BRZ GT300は一時2位までポジションを上げました。今シーズン一番大きな進化を見せ、その速さを証明したといえるでしょう。富士でもその速さを発揮したいところですが、コーナーが連続するレイアウトの鈴鹿と異なり、富士の一番の特徴は1kmを超えるロングストレート。そして1コーナーへのハードブレーキングなど、どちらかといえばSUBARU BRZ GT300の特徴が出にくいサーキットです。
ドライバーの山野哲也は富士の展望について、「コースレイアウトを考えると、鈴鹿のように上位争いができるとは考えていません」と話しています。しかし、勝利を諦めているわけではありません。「たぶん、富士がBRZにとって一番苦手なサーキットと言えるでしょうが、そこでいい結果を出せるようにブレーキやストレートスピード、コーナリングスピードも詰めていくことができれば、その後のオートポリス、もてぎにつながるはずです。BRZの今後につながるようなレースを展開していきたいです」と、意気込んでいます。
大きな改良はひと段落したSUBARU BRZ GT300ですが、チームは富士に向けさらにセッティングを煮詰めています。「チームは一丸となって新たな進歩を目指しています。ここまでのBRZの最高位は8位。厳しいとは思いますが、富士ではさらに上、2ケタポイント獲得を狙っていきたいです」という山野。5月の第2戦富士では9位に入り初ポイントを獲得したBRZですが、そのときとは一味もふた味も違う走りを見せてくれるはずです。
SUPER GT第6戦富士は、9月8日(土)午後2時にノックアウト予選がスタートします。決勝レースは9月9日(日)午後2時スタートの予定です。