更新日: 2024.11.01 23:26
横浜ゴム 2024スーパーGT第8戦もてぎ 大会直前情報
2024スーパーGT第8戦/モビリティリゾートもてぎ
大会直前情報
11月2〜3日、モビリティリゾートもてぎにて開催される『スーパーGT第8戦』の大会直前情報をお届けいたします。以下、タイヤエンジニアのコメントとなります。
■白石貴之[横浜ゴム タイヤ製品開発本部 MST開発部 技術開発1 グループリーダー]
モビリティリゾートもてぎは『ストップ&ゴー』という特徴的なレイアウトをしており、ブレーキに厳しいサーキットと言われています。ブレーキの温度が上がりやすいことから、その熱によりタイヤの温度が上がりやすく、夏場は高温に対するケアをする必要があります。
一方で例年スーパーGTのもてぎ大会は11月という寒い時期に開催されるため、やはり冷えやすいところが難しいポイントだと考えており、摩耗やタイヤへの負荷という所よりもピックアップに苦戦しやすいという特徴もあります。
GT500クラスの車両は9月にここでテストを行い、短い時間ではありますが走行機会を得ることができました。その結果を加味したタイヤを持ち込んではいますが、時期を比べると気温も路面温度もだいぶ下がっており、そのあたりがどう出るかが気になるところです。
ピックアップに関しての対策をしてきたのでその確認ができればと思っていますが、残念ながら明日の天気予報を見るとフリープラクティスでその確認ができそうになく、今大会もいきなり決勝本番というかたちになりそうです。
今年は例年と違いサクセスウエイトを搭載した状態でもてぎ大会を戦うことになりますが、その点では我々が優位になる部分も大きく、良い結果が得られることを祈っています。
GT300クラスに関しては比較的FIA-GT3車両がいい結果を出しているサーキットですが、今回はそれに限らず新しい取り組みのタイヤが用意できています。ドライで走ることができれば好結果が得られると期待しています。
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