更新日: 2024.11.05 20:07
ポルシェカレラカップジャパン2024 第10戦&第11戦(SUGO)プレビュー
ポルシェカレラカップジャパン2024 第10戦&第11戦(SUGO)プレビュー
ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2024シリーズ第10〜11戦を、スポーツランドSUGO(宮城県)で 2024年11⽉9⽇(土)、10⽇(日)に開催いたします。
今シーズン全6大会11戦で開催されているPCCJは、今回の第10〜11戦SUGO大会が最終大会となる。近年、PCCJの最終戦はF1日本GPのサポートレースとして秋に開催されていたが、今年からF1日本GPが春開催となったため、PCCJのカレンダーも変更されている。4⽉5〜7⽇に鈴鹿サーキットで開催されたF1日本GPのサポートレースとして今年のPCCJは幕を開け、富士スピードウェイで第2〜3戦、第6〜7戦、第8〜9戦の3大会、岡山国際サーキットで第4〜5戦の1大会を開催し、最終大会のSUGOを迎える。第9戦は8月4日に開催されており、今大会が約3カ月振りのレースとなるため、ブレイク期間にどれだけ練習を積み重ねてきたかが勝負の行方を左右するだろう。
最終大会の舞台となるスポーツランドSUGOは、全長3.586㎞で、最大標高差は69.83mと日本のサーキットのなかで最も標高差が大きく、アップダウンを生かしたレイアウトが特徴となっている。コース幅も狭く、タイトなコーナーが連続するためオーバーテイクポイントは限られており、最終コーナーからホームストレートにかけての10%登り勾配の攻防は見所のひとつとなっている。
PCCJとしてのSUGO大会は、2021年に第7〜8戦を開催して以来3年ぶりのレース開催となる。しかも、現在の『911 GT3カップ(タイプ992)』は2022年に導入されたため、現行車両でのSUGO大会は初で各チーム、ドライバーとも現行モデルでのSUGOにおけるレースデータはなく、大会前の練習走行でどれだけデータを蓄積できているのかもポイントとなってくる。
レースは3クラス混合で開催されるが、プロクラスはオーバーオール(総合)ポイントのみ獲得し、プロアマクラス、アマクラスはオーバーオールと各クラスの両ポイントを獲得する。オーバーオールは、昨年SUPER GTのGT300クラスにフル参戦していた#60 伊東黎明が、前大会の第8戦で早くも今シーズンのチャンピオン獲得を決めている。しかも、続く第9戦も制して、開幕戦から第9戦まですべてポール・トゥ・ウインを飾り、ライバルたちを大きくリードしている。
現在、シリーズランキング2位(137点)の#7 山田遼は今回残念ながら欠場のため、ポルシェジャパンジュニアドライバーで3位(131点)の#91 平安山良馬、昨年のポルシェスプリントチャレンジジャパン(PSCJ)GT3-Iクラス王者で4位(113点)の#90 呉良亮が、最終大会でランキング2位争いを繰り広げることになる。
そして今回、66号車のリザーブドライバーとして、2020年の全日本カートOKクラスチャンピオンで、現在はスーパーFJやスーパー耐久で活躍する#66 渡会太一がPCCJに初参戦する。注目の若手ドライバーも加わり、最終大会でライバル3人は#60 伊東の連勝を止めることができるのか。それとも#60 伊東が、11戦11勝の完全優勝でシリーズチャンピオンに華を添えることになるのか。
なお、#60 伊東がSUGO大会の第10戦、第11戦の両レースでポール・トゥ・ウインを達成すると、2011年の安岡秀徒以来の全戦ポール・トゥ・ウインを成し遂げてのPCCJチャンピオンというトピックも残されている。
プロアマクラスの王者争いは、2015、2017年ジェントルマンクラスと2017年のシリーズ王者である#9 武井真司と、昨年の同クラス王者である#10 MOTOKIの一騎打ちとなっている。第9戦までの戦いは、#9 武井が7勝で199.5点、#10 MOTOKIが2勝で174点となっており、ポイント差は25.5点。レースの優勝ポイントは25点のため、#10 MOTOKIが逆転するチャンスは十分に残されている。この王者争いに、ベテランの#77 浜崎大、#98 IKARIに加え、今回スポット参戦する2020、2021年の同クラス王者の#25 内山清士がどのように絡んでくるかがポイントとなるだろう。
また、アマクラスは昨年の同クラス王者で台湾から参戦する#88 タイガー・ウーが前大会の第9戦で、2年連続のクラス王者を決めている。最終大会は、スポット参戦の2021年同クラス王者#84 Masa TAGAを加えた4台が、凌ぎを削るバトルを展開する。
PCCJ第10〜11戦SUGO大会のスケジュールは、11⽉8⽇(金)の10時15分〜10時45分、13時〜13時30分と30分間の専有⾛⾏が2回行われ、9日(土)9時35分〜10時05分に30分間の予選が1回開催される。そして決勝レースは、第10戦が9⽇(土)13時45分スタート(18周もしくは30分間)、最終戦となる第11戦が10⽇(日)11 時45分スタート(18周もしくは30分間)を予定している。
なお、最終大会となる第10〜11戦の決勝レースはポルシェジャパン公式Youtubeチャンネル(https://www.youtube.com/@PorscheJapanOfficial)にてライブ配信を予定している。