投稿日: 2024.11.09 16:13
更新日: 2024.11.09 21:43

ポルシェカレラカップジャパン2024　第10戦＆第11戦（SUGO）予選レポート

ポルシェジャパンプレスリリース

　ポルシェジャパン株式会社（本社：東京都港区）とポルシェカレラカップジャパン（PCCJ）委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2024シリーズ第10戦＆第11戦の予選を、スポーツランドSUGO（宮城県）で 2024年11月9日（土）に開催しました。

天候：曇り　路面：ドライ　気温：12度　路面：16度（セッション開始時）

　今シーズンのPCCJは全6大会11戦で競われているため、今回の第10～11戦SUGO大会が最終大会となる。前回の第8戦＆第9戦富士ラウンドで、オーバーオール（総合）チャンピオンは＃60 伊東黎明、アマクラスチャンピオンは＃88 Tiger Wuに決定したが、プロアマクラスチャンピオンと各最終ランキングは今回のSUGO大会の結果で決定する。
　
　SUGOでのPCCJ開催は3年振りで、現行の『911 GT3カップ（タイプ992）』では初レースとなる。そして今回はプロアマクラスに2020、2021年の同クラス王者である＃25 内山清士、アマクラスに2021年の同クラス王者＃84 Masa TAGAがスポット参戦する。なお、66号車のリザーブドライバーとして渡会太一がプロクラスにエントリーしていたが、8日（金）専有走行のアクシデントで出走を取り消している。専有走行でトップタイムをマークしたのは＃60 伊東で、タイプ991のコースレコード1分23秒376を大きく上回る1分21秒047をマークした。

ポルシェカレラカップジャパン2024　第10戦＆第11戦（SUGO）予選レポート — アマクラスのポールポジションを獲得した＃16 Hiro

　9日（土）の9時35分から開始予定だったPCCJ公式予選は、15分遅れの10時50分から30分間で開催された。予選開始時の気温は12℃とSUGOの気温は低く、コースインした各車はまず路面状況をチェックしながら走行を開始。本格的なタイムアタックは3周目から開始され、まずはポルシェジャパンジュニアドライバーの＃91 平安山良馬が1分22秒076でトップに起ち、＃60 伊東が1分23秒972で続く。
　
　翌4周目に＃60 伊東は1分20秒705をマークしてトップを奪い、2番手の＃91 平安山は5周目にピットインしてマシンセッティングを変更して、ふたたびコースへ復帰する。7周を終えると全車ともピットインし、マシンのセッティング調整とタイヤ交換を行う。そして残り10分を切ると各車ともふたたびタイムアタックに入り、トップの＃60 伊東は1分20秒599までタイムを更新する。

　このタイムは、従来のコースレコードを約3秒近く上回っており、2番手の＃91 平安山に1秒以上の差を着けてポールポジションを獲得。しかし＃60 伊東は、「今日は条件が良かったので20秒台に入れました。もっとタイムを伸ばせたと思うので、走りはパーフェクトではなかったですね。でも、セカンドベストも含めて2戦ともポールを獲れたので、決勝をしっかり決めてシーズンを締めくくりたいと思います」と、予選タイムには満足していなかった。
　
　2番手となった＃91 平安山は、「最初のタイムアタックは自分なりに納得いく走りができたのですが、セット変更後はコースアウトを喫するなど思った通りにアタックできませんでした。2セット目のタイヤももったいなかったですね。決勝はとにかくスタート勝負だと思っています」と、決勝での巻き返しを誓う。

　プロアマクラスでは、今回スポット参戦する＃25 内山が自身が記録していたコースレコードを2秒以上更新する1分22秒524でポールポジションを獲得。「久しぶりのPCCJ参戦で、好きなコースのSUGOでポールを獲れて嬉しいですね。決勝は無理せずいい結果を残せれば」と＃25 内山は語る。
　
　2番手となった＃10 MOTOKIは、「アタックラップで他車に引っかかるなどして、タイムを伸ばせませんでした。決勝はスタートを決めて優勝を目指します」と、逆転王者に照準を絞る。一方、予選3番手となったタイトル争いをリードする＃9 武井は、「とにかく無理せず、確実に完走して王者を決めます」と語る。