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投稿日: 2024.11.09 21:41
更新日: 2024.11.09 21:43

ポルシェカレラカップジャパン2024 第10戦(SUGO)決勝レポート


国内レース他 | ポルシェカレラカップジャパン2024 第10戦(SUGO)決勝レポート

 ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2024シリーズ第10戦の決勝を、スポーツランドSUGO(宮城県)で 2024年11月9日(土)に開催しました。

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:17度 路面:23度(レーススタート時)

 9日(土)午前中に行われたPCCJ第10戦予選はSUGOでは現行車両のタイプ922に変更されての初レースということもあり、出走した全11台が各クラスのコースレコードを更新した。
 
 そのなか、ポールポジションを獲得したのは第8戦で今年のチャンピオンを決めた#60 伊東黎明。2番手にはポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 平安山良馬、3番手には昨年のポルシェスプリントチャレンジジャパン(PSCJ)GT3-Iクラスチャンピオンの#90 呉良亮がつける。

 そして、プロアマクラスのポールポジションは今回スポット参戦の#25 内山清士が獲得し、同クラスの王者争いを繰り広げているクラスランキング2位の#10 MOTOKIは2番手、クラスランキングトップの#9 武井真司は3番手となる。アマクラスのポールポジションは#16 Hiroが獲得している。

 第10戦決勝は、9日(土)13時45分からフォーメーションラップが開始されるが、気温が低くタイヤに熱が入りにくいため今回は2周行われてから、ふたたび全車がグリッドに整列してレースはスタート。ポールポジションの#60 伊東に2番手の#91 平安山が並び掛けるが、#60 伊東が抑えてトップで1コーナーに飛び込む。しかし、後方集団の3台が3コーナーで絡むアクシデントが発生して、セーフティカーが導入される。
 
 マシン回収のため、セーフティカー先導で周回は重ねられ、5周目にセーフティカーのランプは消えて翌6周目からレース再開となる。このリスタートを#60 伊東は完璧に決めて2番手以下を大きく引き離し、ホームストレートに戻ってきた時の差は2秒607まで広がっていた。ここから#60 伊東はペースを上げていき、14周目にはレースファステストとなる1分22秒481を記録し、18周のレースを終えた時の差は9秒028となっていた。
 
 これでシーズン10勝目となるポール・トゥ・ウインを決めた#60 伊東は、「リスタートもうまく決めることができ、最後までタイヤを持たせる走りができたと思います。これで残り1戦なので、明日も集中力を切らさずに、しっかりと自分の仕事をやりきりたいと思います」と全戦ポール・トゥ・ウイン達成に照準を合わせる。
 
 今シーズン初の2位表彰台を獲得した#91 平安山は、「スタートで狙っていたのですが少し足りなくて、伊東選手に離されてしまいました。明日はセッティングを変更して、何とか逆転したいと思います」と、最終戦に気合いをいれる。
 
 最後まで#91 平安山の背後に迫りながら一歩届かず3位に終わった#90 呉は、「今日は平安山選手とペースをほとんど一緒で、前に行くことができませんでした。明日こそは巻き返しを図りたいですね」と、リベンジを誓う。

ポルシェカレラカップジャパン2024 第10戦(SUGO)決勝レポート
プロアマクラスを制した#10 MOTOKI ポルシェカレラカップジャパン2024 第10戦SUGO

 プロアマクラスは、クラスポールポジションの#25 内山が出遅れて、#10 MOTOKI、#9 武井、#25 内山の順番に。セーフティカー明けのリスタートでも順位は変わらず、最後までポジションを守り切った#10 MOTOKIが今シーズン3回目の優勝を飾る。「スタートを無難に決めることができ、トップに立てたのが大きかったですね。途中、武井選手との差が詰まりましたが無理はして来ないだろうと思っていました」と、レースを振り返る。
 
 2位の#9 武井は、「とにかく勝つことよりも、クラス王者を獲得することが重要なので、明日もしっかりと完走したいと思います」と語る。第10戦の結果、ランキングトップの#9 武井は219.5点、2位の#10 MOTOKIは199点となり、ポイント差は20.5点に。そのため最終戦で#9 武井がポイントを獲得した場合、#10 MOTOKIが優勝しても逆転不可能で、#9 武井のクラス王者が確定する。

ポルシェカレラカップジャパン2024 第10戦(SUGO)決勝レポート
アマクラスのウイナーとなった#88 Tiger Wu ポルシェカレラカップジャパン2024 第10戦SUGO

 アマクラスはスタート直後に2台がアクシデントでリタイアに終わったため、#88 Tiger Wuが今シーズン8回目の優勝を飾った。「レース後半にプロアマクラスの浜崎選手とバトルができ、最終的に前でゴールできたので満足しています」と、語った。

 これで今シーズンのPCCJも残すは一戦のみ。熱き戦いを締めくくる注目の最終戦、PCCJ第11戦決勝レース(18周もしくは30分間)は11月10日(日)11時45分のスタートを予定する。ポールポジションは、オーバーオール(総合)が#60 伊東、プロアマクラスが#10 MOTOKI、アマクラスは#16 Hiroが獲得している。

 なお、決勝レースの模様は下記のポルシェジャパン公式Youtubeチャンネルでライブ配信される。

第11戦ライブ配信URL(配信予定:11月10日 11時30分~)


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