投稿日: 2016.04.23 11:44
更新日: 2016.05.13 21:09

予選前フリー走行は小暮が最速。可夢偉2番手


スーパーフォーミュラ | 予選前フリー走行は小暮が最速。可夢偉2番手

予選前のフリー走行で、小暮卓史がトップタイムをマークした。

2016年の全日本スーパーフォーミュラ選手権開幕戦鈴鹿は、23日の午前中にフリー走行が行われ、小暮卓史(DRAGO CORSE)がトップタイムをマークした。

今シーズンのスーパーフォーミュラは、予選前に2回の走行セッションが設けられている。1回目のセッションとなる金曜日の専有走行では、終盤に野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が大きくタイムを更新しトップタイムを奪ったものの、2番手以降のトップ6はトヨタ勢が占める結果となっている。

前日に比べて日差しは穏やかで、ひんやりとした風が吹くコンディション。9時30分のセッションスタート時点では気温19度、路面温度20度だった。セッションスタートと同時に、各車が確認走行のためにコースイン。まずは、ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の1分44秒817というタイムから走行が始まった。
しかし、開始早々に小暮が2コーナーでスピン。縁石に乗り上げる形でストップし、小暮はマシンを下りることに。さらにスプーンカーブでジェームズ・ロシター(KONDO RACING)もスピンからストップ。このためセッションは赤旗中断となった。

約5分後にセッションが再開。すぐにタイムを更新してきたのが伊沢拓也、塚越広大のREAL RACINGの2台で、ともに1分40秒台をマークし1-2となる。さらに中嶋大祐、ベルトラン・バゲットのNAKAJIMA RACINGが続き、上位4台がホンダ勢となった。

開始から20分のタイミングで、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がスプーンカーブでストップ。更にデグナーカーブで中山雄一(KCMG)がクラッシュパッドにあたる形でコースオフを喫し、セッション2度目の赤旗中断となった。中山はダメージが少なかった模様で、セッションの終盤には走行を再開している。

9時57分にセッションが再開。すでに走行開始から30分近くが経過し、自己ベストタイムを更新するドライバーが少しずつ現れはじめる。まずはナレイン・カーティケヤン(SUNOCO TEAM LEMANS)が伊沢拓也(REAL RACING)のタイムを塗り替えると、すぐさまバンドーンが逆転。バンドーンは2周連続でタイムを更新し、39秒896をマークした。さらに、バゲットが39秒610で逆転。ここまでタイミングモニターの中断にとどまっていたオリベイラも、1分40秒012で3番手に入り、トップ3を外国人ドライバーが占める形になった。

残り15分を切ったところで、アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM‘S)が1分39秒626で一気に2番手に浮上。同じタイミングでアタックを開始した中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)も1分39秒482でトップに立った。また、小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS)もスプーンで挙動を乱したものの、1分39秒617と好タイムをマークしている。

各車がいったんピットへと戻ると、残り時間が6分を切ったところで予選アタックのシミュレーションが始まった。まずは国本雄資(P.MU/CERUMO·INGING)が1分38秒839でトップ浮上。一貴、ロッテラーのトムスの2台が39秒台で続くと、可夢偉が1分38秒818で逆転トップに立った。バンドーン、オリベイラ、野尻などもタイムを更新していく中、最後にトップタイムを奪ったのは小暮。2番手にコンマ1秒以上の差をつける1分38秒686をマークした。以下、小林、国本、伊沢、野尻というトップ5。ディフェンディングチャンピオンの石浦は最後のタイムアタックで自己ベスト更新ならず、15番手にとどまっている。


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