投稿日: 2024.12.24 17:38
更新日: 2024.12.24 17:39
更新日: 2024.12.24 17:39
【知られざる欧州コースマーシャルの実態(2)】2500人が各国から集うル・マン24時間。厄介な駐車パスと気になる懐事情
Midori Ikenouchi
毎年6月、ル・マン24時間レースの開催されるサルト・サーキット。常設トラックと一般道を組み合わせた1周13km超のロングコースには多くのマーシャルポストが点在しており、当然ながらそこでは相当数のコースマーシャルが仕事に就いている。
その中のひとりが、ドイツ人のカーステン・ヴェルナー氏だ。長年ル・マンをはじめ、MotoGPなどでコースマーシャルに従事してきたヴェルナー氏とザビーネ夫人に、ナゾに包まれた世界最高峰の24時間レースの仕事体制やコースマーシャルの舞台裏について、彼の勤務先でもあるDEKRAラウジッツリンクで聞く。
ヴェルナー氏の経歴と現在のマーシャル業務のアウトラインについて聞いた前編に続き、今回の後編ではル・マンでのマーシャルの仕事の実際について、深堀りしてみよう。
■『4時間実働、8時間休憩』。2024年のSCは「地獄」