イデミツ・ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第7戦カタルーニャGP 初日レポート
中上貴晶がカタルニアGP初日を4番手で終える
パウィは総合30番手
2017年6月9日(金)
Rd.07 カタルニアGP
カタルニア・サーキット
コンディション:ドライ
気温:26℃ 路面:44℃
2017年シーズンの第7戦カタルニアGPが、バルセロナ郊外のカタルニア・サーキットで初日の走行を迎えました。今年のサーキットは、最終区間に新たなシケインなどが導入されたことで昨年よりもコース全長が短くなり、4652mとなりました。このニューコースで、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶が1分50秒325を記録して、初日総合4番手につけました。チームメートのカイルール・イダム・パウィは1分52秒935で総合30番手としました。
FP1は、現地時間午前10時55分(日本時間午後5時55分)に開始。昨年、同地で表彰台を獲得している中上は今年も初日から高い戦闘力を発揮し、このセッションはトップからわずか0.160秒差で2番手につけました。パウィは風邪気味ながらも着実にコース攻略を進め、29番手タイムを記録しました。
午後のFP2でも、中上は決勝レースを見据えた走行を続けました。チームとともにセットアップの改善点をしっかりと洗い出し、この日の総合で4番手タイムにつけました。パウィも懸命の走り込みで、確実な前進を続けています。
明日のFP3は午前10時55分にスタート。午後には決勝のグリッド順を決める45分間の予選が行われます。
中上貴晶 (4番手 / 1’50.325 / +0.594)
「全体的には悪くないのですが、ギャップの追従性などをよくして、レースに向けた安定性を高めたいです。あと、このサーキットはタイヤの消耗が早いので、レース距離のタイヤマネジメントをもう少し調整したいと思います。一番大事なのは決勝レースなので、明日の予選ではフロントローに入ることができればハッピーです」
カイルール・イダム・パウィ(30番手 / 1’52.935 / +3.204)
「3日前からずっと熱があるので、今日は厳しい一日になりました。少しずつ回復しているのですが、体調はまだ完全ではありません。ムジェロでは切り返しで苦労していましたが、その部分は少しずつよくなっています。あと、ブレーキングでも明日はもう少し改善をしたいと思います」
岡田忠之 チーム監督
「中上は、基本的に大きな問題は抱えていません。明日のセッションでは、チームと一丸となって決勝に向けたセットアップに磨きをかけていってくれるでしょう。パウィは風邪を引いて、まだ熱が下がっていない状態です。無理をせず、焦らずに体調を回復させ、決勝に向けた準備を進めることが最善のレース対策です」