更新日: 2017.06.14 10:35
Team KAGAYAMA 2017全日本ロードレース第4戦もてぎ レースレポート
ニューマシン特有の問題に直面
■大会名
2017 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第4戦 TWIN RING MOTEGI SUPERBIKE RACE
■開催日
[予選]2017年6月10日(土曜) 天候:曇り コース:ドライ
[決勝]2017年6月11日(日曜) 天候:晴れ コース:ドライ
■観客動員数
1万2900人(2日間合計)
■開催場所
栃木県 ツインリンクもてぎ(1周=4801.379m)
■JSB1000ライダー
加賀山就臣 予選/18番手(1分52秒454) 決勝/13位
浦本修充 予選/13番手(1分51秒763) 決勝/10位
■マシン
SUZUKI GSX-R1000
■J-GP2ライダー
三原壮紫 予選/9番手(1分54秒473) 決勝/11位
■マシン
SUZUKI GSX-proto71
全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦が栃木県・ツインリンクもてぎで開催されました。
JSB1000クラスは、鈴鹿2&4、SUGO200milesとセミ耐久レースが続いていましたが、ようやく今回から純粋なスプリントレースで争われました。
レースウイークに梅雨入りが発表され、天候が心配されましたが、土曜日の夕方に雷雨はあったものの、JSB1000クラスとJ-GP2クラスは、ウイークを通してドライコンディションとなり、決勝日も絶好の観戦日和となりました。
チームの代表兼エースライダーの加賀山就臣は、5月下旬にスペイン・カタルニアサーキットで行われたCEV RFMEスペイン選手権第2戦 SuperStock 1000に浦本修充とともにスポット参戦。
帰国した足でツインリンクもてぎでの事前テストを2日間こなし、鈴鹿入りし、アジアロードレース選手権第3戦 SS600クラスに参戦。レース2では、3位に入る活躍を見せました。そして今回の全日本MOTEGIラウンドというハードスケジュールで迎えました。
鈴鹿のレース後、2日間休めたため体調はバッチリと語っていましたが、新型GSX-R1000は、初日からニューモデル特有とも言える問題が加賀山のマシンに発生。その問題の原因を究明しながら、セッションは進んで行きました。
公式予選でも、その問題は解決せず攻められる状態ではありませんでした。浦本も試行錯誤を繰り返しますが、なかなかタイムを詰められずにいましたが、加賀山よりは、決勝に向けたセットを進められていました。
一方、J-GP2クラスの三原壮紫は、事前テストから尾関メカニックと二人三脚で着実にセットを詰め、いい流れでタイムを縮めて来ていました。予選では、1分54秒473をマークし9番手と、まずまずのポジションにつけました
快晴となった決勝日。朝のウォームアップ走行でようやく問題が解決した加賀山でしたが、マシンのセットアップを進められていなかったため、決勝は厳しい戦いとなることが予想されました。
23周で争われた決勝。加賀山はスタートでポジションを上げ、オープニングラップは、加賀山が順位を上げ、浦本と加賀山のランデブーで2周目に突入して行きます。
この周で二人とも1台をパスし順位を上げますが、浦本の方がペースがよく、徐々に差が開いて行きました。
浦本は、11周目に1台、さらにレース終盤に1台をかわして10位でゴール。加賀山は、再び問題が発生してしまいペースを上げられない苦しいレースになってしまいます。それでも最後まで走り切りチェッカーフラッグを受けました。
J-GP2クラスは、22周で決勝レースが行われました。三原は、スタートを決め5番手を走行。5周目にトップを走っていたライダーが転倒し、4番手に上がりますが、6周目に1台にかわされ再び5番手に。
13周目には、前で転倒がありますが、追い上げて来たライダーにかわされポジションは変わらず。
何とか抜き返すチャンスを伺っていましたが、15周目のV字コーナーで痛恨の転倒。すぐに再スタートし、12番手でコースに復帰。残り2周となったところで1台をかわし11位でゴールしました。