可夢偉「感触は最高。決勝も強気に臨める」
WEC第2戦スパ・フランコルシャン6時間 公式練習
TOYOTA GAZOO Racing
公式練習2回目ではトップタイムを刻み順調な仕上げ
FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースが開幕。初日の公式練習が行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRIDは公式練習2回目でトップタイムをマークした。
トヨタはWEC開幕戦シルバーストーン6時間レースでLMP1ハイブリッドクラス唯一の2台完走を果たし、ポイントを獲得。マニュファクチャラーズ選手権首位で第2戦へと臨んだ。
公式練習初日の2回にわたるセッションでは、順調にセットアップを進めタイムを更新。明日の公式予選へ向けて確実な手応えを得た。
小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの3名が駆るTS050 HYBRID #6号車は、公式練習2回目で、1分58秒556の最速タイムを刻み、0秒155差で中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミの#5号車が2番手に続いた。公式練習1回目では、それぞれ3番手と5番手につけた。
季節外れの雪や雨でセットアップの準備が阻まれた開幕戦シルバーストーンとは異なり、暖かく晴れたコンディションでの初日の公式練習を迎えることとなり、チームは理想的な状況でセットアップやタイヤ評価をこなすことが出来た。
新しいTS050 HYBRIDから最大のパフォーマンスを引き出すセットアップを見出すだけでなく、様々なセッティングでのミシュランタイヤの挙動を理解することも重要な仕事だった。
開幕戦シルバーストーンの後、スペインにある、モーターランド・アラゴンでのテストで得られたデータも今日のパフォーマンス向上に寄与した。公式練習2回目の終盤には、赤旗が出され、予定より7分早くセッションが終了となったが、2台のTS050 HYBRIDは合計で103周、721kmを走破することが出来た。
TOYOTA GAZOO Racingは、明日6日(金)の公式練習3回目と公式予選、7日(土)の決勝レースへ向けて、更なるパフォーマンス向上を目指す。