更新日: 2016.05.18 08:58
ウイリアムズ、実験的ウイングで来季ダウンフォースレベルをテスト。リン「セナのトールマンを思い出した」
ウイリアムズはバルセロナテスト初日に実験的なウイングをテストした。最適なバランスを見出すことと、来季の新規則におけるダウンフォースレベルの評価が目的だったが、走行したアレックス・リンはこの日の走行だけでは効果は分からないと述べている。
17日、開発ドライバーのリンは86周を走行、1分26秒071のタイムで10人中9番手となった。
この日、ウイリアムズは“ダブルデッカー”リヤウイングおよび、モディファイしたフロントウイングを走らせた。チームは今季マシンにおいて最適なバランスを見つけることと、2017年の新規則におけるダウンフォースレベルのシミュレーションが目的であると説明している。
しかしリンはプッシュすることは許されなかったため、新デバイスの効果は実感できなかったという。
「あまりプッシュしなかった。プッシュしないよう言われていたからだ」とリン。
「午前の終盤にミディアムタイヤで何周かプッシュしただけだ。エアロや直線スピードのチェックをしていた」
「ダウンフォースがよさそうだったから(プッシュできなくて)残念だ。ほとんど何もできなかった」
「明日フェリペ(・マッサ)がもう少しテストをすると思う。だから彼に感想を聞いた方がいい」
リンはウイングの形状を「昔懐かしいデザイン」と表現し、「モナコで走ったセナのトールマンを思い出した」と述べた。
ウイリアムズがテストしたリヤウイングは現在のレギュレーションに従ったものではないため、実戦では使用されない。
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