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投稿日: 2016.05.29 00:49

メルセデスを止めた、リカルド渾身のアタック。決勝はスーパーソフトで勝負


F1 | メルセデスを止めた、リカルド渾身のアタック。決勝はスーパーソフトで勝負

 シーズンを通じて最も価値あるF1モナコGPのポールポジションは、レッドブルのダニエル・リカルドが手中に収めた。前戦スペインGPではレースをリードしながら、結果的には戦略ミスにより勝利を逃し、チームメイトのマックス・フェルスタッペンが優勝。4位でチェッカーを受けたあと、無線で「きみの番が来るよ」と言われたリカルドは、モナコの予選後に「よし、自分の番だ!」と喜びの声をあげた。リカルドにとって自身初、レッドブルは2013年最終戦ブラジルGPでのセバスチャン・ベッテル以来のポールポジションとなる。

 また、これによってメルセデスの連続PP記録は「11」でストップ。「十分な速さがなかった」と語るニコ・ロズベルグは予選2位に終わり、ルイス・ハミルトンは、またしてもトラブルに足を引っ張られて3位がやっとだった。ハミルトンはQ3最初のアタックに出ようとしたところで「エンジンがおかしい」と訴え、ピットレーン出口でストップ。いったんガレージへと戻され、最後は残り時間ぎりぎりでアタックをかけたものの、燃圧に問題を抱えたままで、100パーセントの状態ではなかったようだ。

 リカルドは決勝のスタートタイヤを意識して、予選Q2でウルトラソフトでタイムを記録したあと、スーパーソフトに交換して自己ベストタイムを更新。リカルド以外でQ3へ進出したドライバーは全員ウルトラソフトでスタートすることになり、この戦略の違いが、どう効いてくるか。


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