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投稿日: 2009.10.26 00:00
更新日: 2018.02.23 10:55

【トヨタモータースポーツニュース】NASCAR SPRINT CUP マーティンスビル 地元デニー・ハムリンが今季3勝目!


NASCAR SPRINT CUP SERIES
第32戦 Tums Fast Relief 500
開催日:10月25日

地元デニー・ハムリンが今季3勝目!

 10月25日(日)、米国東部ヴァージニア州マーティンスビルのマーティンスビル・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第32戦「Tums Fast Relief 500」が開催された。

 1周僅か0.526マイルのマーティンスビルは、スプリント・カップ・シリーズが開催されるコースの中で最も1周が短く、コース幅も狭い。そのコース形状から“ペーパークリップ"との愛称を持つ。

 地元ヴァージニア州出身のデニー・ハムリンは、昨年3月にここマーティンスビルで行われた第6戦で勝利を挙げており、過去4戦では常にトップ6フィニッシュを果たしているなど、得意としているコースである。

 23日(金)午後3時40分より予選が行われ、デイビッド・ロイティマンが5番手、ジョーイ・ロガーノが7番手。“チェイス"を戦うハムリンとブライアン・ヴィッカーズはそれぞれ17番手、24番手につけ、13台の“トヨタ カムリ"が決勝へと進んだ。

 25日(日)午後1時47分に0.526マイルショートオーバルを500周(263マイル:約423km)して競われる決勝レースがスタート。

 序盤戦は5番手スタートのロイティマンと7番手スタートのロガーノがポジションをキープ。後方では、17番手スタートのハムリンと24番手スタートのヴィッカーズが徐々にポジションをアップ。ハムリンは66周目、ヴィッカーズは95周目にトップ10圏内へと浮上。更に順位を上げていった。

 157周目にこの日5度目のイエローコーションが出されると、6位を走行していたハムリンは上位12台のうち唯一ピットイン。給油と、タイヤ2本交換を行った。また、41番手グリッドと予選で奮わなかったカイル・ブッシュもこの時点で15位まで追い上げており、やはりピットインし、2本タイヤを交換した。

 これにより、163周目の再スタート時には、7位ヴィッカーズ、11位ロイティマン、12位にハムリン、13位Ky.ブッシュと続くオーダー。176周目に6度目のイエローコーションが出されると、上位勢がピットインする中で、ジェフ・バートン(シボレー)とハムリン、Ky.ブッシュはコース上に残り、ハムリンとKy.ブッシュが2−3位となった。

 182周目に再スタート。まもなくハムリンはバートンをパスし、この日初めての首位浮上。Ky.ブッシュもまもなく2位へと浮上し、“トヨタ カムリ"が1−2体制となった。
 その後も激しい首位争いが展開され、順位は入れ替わったものの、ハムリンは常にこのバトルに加わり、後半戦は、このコースで過去6勝と抜群の強さを誇るジミー・ジョンソン(シボレー)とハムリンとの一騎打ちとなった。

 329周目、2位に浮上し、首位を行くジミー・ジョンソンを追う形となったハムリンは、ロングランでの好調さを活かし、2秒以上あった差を一気に詰め、363周目にジョンソンをパス。首位に立った。

 首位に立ったハムリンはハイペースで後続を引き離し、一時は2位以下に3秒以上もの大差をつけ独走。436周目にはグリーン下でのピットとなったが、そこでも首位の座を譲らず、コースへと復帰した。

 442周目にイエローコーションが出され、再スタート直後にはジョンソンの追い上げを受けたハムリンであったが、首位の座は譲らず。そしてチェッカー目前の495周目にはスコット・スピードが第1コーナーで激しくクラッシュ。レースは1周延長され、“グリーン・ホワイト・チェッカー"で決されることとなったが、ハムリンは危なげなくこの際スタートを制し、地元で嬉しい今季3勝目を挙げた。キャリア4年目となるハムリンにとって、シーズン3勝目は自己最多。

 ほぼ最後尾からのスタートながら、中盤素晴らしい走りで上位争いを展開したKy.ブッシュが5位。ブライアン・ヴィッカーズも11位に入った。

 次戦第33戦は11月1日(日)、米国南部アラバマ州タラデガのタラデガ・スーパースピードウェイで行われる。

ドライバー デニー・ハムリン:
「これまでで最多となるシーズン3勝目を挙げられて素晴らしい気分だ。過去2週の残念な結果にもかかわらず、応援を続けてくれた全てのファン、そして支えてくれたチームやスポンサーに感謝したい。レースの最後は、ライバル勢の誰もが勝利を目指してアグレッシブにアタックしてくるということは分かっていた。48号車(ジミー・ジョンソン)が再スタートが上手いことは分かっており、最後の再スタートは若干心配したが、我々は勝ち抜いた。我々の“トヨタ カムリ"は、特にロングランでは最高の仕上がりになっていた。チーム全員で毎週レースカーを改善すべく努力を続けており、その結果がコース上で現れてきたと言うことだろう」


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