旧記事ニュース

投稿日: 2012.09.03 00:00
更新日: 2018.02.23 13:33

黒田吉隆、イタリアF3で自己最高位を更新する7位


2012ITALIAN FORMULA3EUROPEAN SERIES ROUND6
イタリアン・フォーミュラ3・ヨーロピアン・シリーズ 第6大会
開催日:2012年9月1-2日
開催地:イモラ・イタリア(一周4.909km)

スタート直前のトラブルも乗り越えて、
黒田吉隆 自己最高位を更新する7位を獲得

 2012年9月1-2日、9ヵ国の選手で争われる「2012イタリアン・フォーミュラ3・ヨーロピアン・シリーズ(2012ITALIAN FORMULA3EUROPEAN SERIES)」の第6大会がイタリア・イモラで開催された。ユーロ・ノヴァ・レーシング(EURO NOVA RACING)より参戦する黒田吉隆(くろだ よしたか)は、第16戦ではスタート直前のマシントラブルを乗り越え、自己最高位を更新する7位を獲得した。

■レース結果
第16戦(予選9番手/決勝7位)
第17戦(予選9番手/決勝9位)
第18戦(予選7番手/決勝8位)

■レースリポート
1日(晴れ)・第16戦決勝(22分+ラップ)
 黒田のマシンはスターティンググリッドへ着く際に駆動系を破損し、ピットガレージへ引き戻された。F1経験を持つメカニックは約7分の短時間で修復したが、黒田のマシンは競技規則によりグリッドへ着くことは許されず、事実上の最後尾となるピットロードエンドからのスタートとなる。それでも黒田は前方のライバルを果敢に追い上げ、3周目には8番手、4周目には7番手へ上がった。さらに上位を目指した黒田だったが、最終周にコースを外れてポルトガルのダレウスキーに7番手の座を譲り、8位でチェッカーを受ける。しかしレース終了後、上位のマシンに車両規則違反が発覚し、黒田は7位へ繰り上がった。

2日(晴れ)・第17戦決勝(30分+1ラップ)
 9番グリッドの黒田は、エンジンのパワー不足によりスタートの加速競争で劣勢に立たされ、周目を10番手で終えた。レース前半は南アフリカのデビア、イタリアのマラスカと8番手争いを繰り広げ、デビアの脱落で黒田は9番手に浮上する。しかしレース後半に入ると、黒田のエンジンは徐々にパワーダウン。上位進出ではなく完走を目指さざるを得ず、9位でこのレースを終えた。

2日(晴れ)・第18戦決勝(15分+1ラップ)
 7番グリッドの黒田は、見事なスタートを切って5番手にジャンプアップする。しかし、フランスのマイサーノと並んでコーナーに進入した際に軽く接触。マイサーノはコースオフ、黒田はコースオフこそ免れたものの速度が鈍って後方集団に飲み込まれ、イタリアのマラスカに次ぐ9番手へ順位を落とした。その後、レースは膠着状態のまま進み、順位変動もないままゴールと思われた矢先、他車との接触でフロントウイングを失ったブラジルのマーティンが緊急ピットイン。黒田はひとつ順位を上げて8位でチェッカーを受けた。

■チームオーナー ヴィンチェンツォ・ソスピリのコメント
「いつもYOSHITAKA を応援いただきありがとうございます。ここで私がコメントを出すのは、昨年は速さを見せていたYOSHIATAKA が、今年はまだ結果を残せていない理由を説明する責任があると思ったからです。今年、EURO NOVA RACING はYOSHITAKA とともにイタリアF3へステップアップし、優勝を目指してまいりました。しかし、残念ながら実現できていません。深くは語れませんが、エンジンとのコンビネーションがうまくいかず、YOSHITAKA の才能をもってしても速く走らせられないのです。とはいえ、YOSHITAKA は確実に成長しています。次回のレースでは彼本来の速さを発揮できるよう、私たちは問題の解決を続けます。これからもYOSHITAKA のサポートをよろしくお願い致します」

■黒田吉隆のコメント
「今回は問題が解決されている予定でしたがうまくいかず、再び苦戦を強いられました。前回よりはマシンのセッティングを前進させることができて、少しは勝負に持ち込めたレースもありましたが、納得のいく結果は得られませんでした。毎回、同じようなコメントになってしまい、応援いただいている皆さまには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。僕もチームも優勝できるだけの準備は整いつつあるので、今年の問題点であるエンジンのマッチングをクリアできれば、必ず良い結果を報告できるでしょう。次回こそ上位進出を実現したいと思います。これからも応援をよろしくお願い致します」


関連のニュース

旧記事 News Ranking

本日のレースクイーン

TEAM UPGARAGE HONEYS
阿比留あんな(あびるあんな)

旧記事 Photo Ranking

フォトランキング