更新日: 2018.02.16 17:44
全日本F3第10・11戦予選上位ドライバーコメント
●全日本F3選手権 第10・11戦 予選上位ドライバーコメント
■第10 戦予選:PP 第11 戦予選:PP
中山 雄一
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No37/PETRONAS TOM'S F312/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「スーパーフォーミュラの走行後ということと、路面温度が昨日に比べて上がっていたので、コーナーの性格がずいぶん変わっていて、1 回目の予選の走り出しはそれにびっくりしてしまいましたが、2 周目からはうまく状況に合わせることができました。2 回目はさらに路面温度が上がったせいなのか、急にグリップが落ちてマシンのバランスが大きく変わってしまいました。ただ走っていくうちにマシンのバランスも合ってきて、最終ラップでもまだタイムを削れていることが分かったので、時間ぎりぎりまでアタックを続けました。昨日から今日にかけて、流れは順調です。このままいつも通りに走ることができれば勝てると思うので、頑張ります」
■第10 戦予選:2 位 第11 戦予選:3 位
野尻 智紀
(TODA RACING/Car.No2/TODA FIGHTEX/TODA TR-F301)
「2 回目の予選では、『こんなにコンディションが変わっているのか』という戸惑いがありました。グリップが落ちたような感覚もあって、『なんとかドライビングでタイムを削らなきゃ』という焦りのような気持ちも出たので、状況変化に対してドライビングを合わせるという作業が後手に回ってしまった感じはあります。そのコンディションに合わせることにもっと集中できていたら、タイム差もほとんどないのでもしかしたらふたつ順位を上げることができたかもしれないですね。2 回目の予選の方が非常に悔しいです。ただ前回の富士ぐらいからトムス勢を上回れるかもしれない、という位置につけることはできているので、チームとしてもいい流れに乗れているのではないかなと思います」
■第10 戦予選:3 位 第11 戦予選:5 位
千代 勝正
(B-MAX ENGINEERING/Car.No50/B-MAX・F312/TODA TR-F301)
「練習走行の時からクルマのフィーリングはすごく良かったので、その感覚を信じてほとんどセットを変えずに予選に臨みました。1回目はタイヤの温め方から走りまで、自分のベストをまとめることができたと思います。野尻選手とは僅差なのでもうひとつ上に行きたかったのですが、届かなかったです。2 回目は路面温度が上がったことで全体的にタイムが落ちたようですが、その中でも自分の走りは完璧とは言えなかったですね。シフトが落ちないコーナーもあって、ミスがいくつか出てしまいました。1 回目の予選で3 番手につけていただけに、2 回目の結果は悔しいですね。でも、昨日からトライしていることが良い方向に進んでいるので、クルマはすごく 前進していることを実感しています」
■第10 戦予選:4位 第11 戦予選:2位
勝田 貴元
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONAS TOM'S F312/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「昨日の路面コンディションと全く違い、オーバーステアがきつい状況でした。高速コーナーでアクセルも踏めないという状況だったので、結構ミスも出てしまい、それが大きな差につながってしまいました。それを踏まえて予選2 回目はセッティングの調整をしたのですが、100 分の6 秒差。ミスとは気づかないぐらいのミスをなくしていかないといけないですね。最終アタックも、途中まではタイムが上がると思っていたのですが、戻ってきてみたらタイヤの摩耗具合が中山選手に比べて少し進んでいたので、それがタイムに影響したのだと思います。今日は4 番手からのスタートですが、昨日のスタート練習でも良いフィーリングがつかめているので、スタートからS 字まででなんとか2 番手までは上がりたいと思います」
■第10戦予選:7 位(N-1 位) 第11 戦予選:7 位(N-1 位)
高星 明誠 F3-N クラス
(NDDP RACING/Car.No23/S Road NDDP F3/トヨタトムス3S-GE)
「昨日の練習走行で走っていたセッティングがあまり良くなかったので、今日はアジャストして臨みました。このセットでニュータイヤを履くのが初めてだったので、どうなるかと思っていましたが、自分なりに走りを合わせることができて、予選1 回目は良いアタックができたと思います。しかし予選2 回目には路面温度がすごく上がって、クルマのバランスが崩れてしまいました。1 回目は自分でコントロールできる範囲内だったのですが、2 回目はすごくオーバーで苦しかったです。ただ他の選手もそれは一緒だと思ったので、 最後まで全力でアタックしました。その結果両方でトップタイムが獲れたので良かったかなと思います」
■第10 戦予選:8 位(N-2 位) 第11 戦予選:8 位(N-2 位)
ナニン・インドラ・パユーング F3-N クラス
(TOM'S SPIRIT/Car.No38/PTT SPIRIT F307/ TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「今回の予選は2 回ともミスが多く、良い走りができたとは言えませんでした。昨日とコンディションが全然違い、気温も路面温度も上がったのでブレーキングもきつかったし、セッティングのアジャストもシビアになりました。1 回目と2 回目では路面に乗っているゴムの状況も違って、それも影響したのだと思いますがタイムが上がらず、(予選2回目では)決勝レースに向けてタイヤを少しでも温存しようと、最後のアタックをやめました。みんなもてぎのサーキットは抜きづらいと言いますが、個人的には岡山よりもオーバーテイクのチャンスはあると思っています。まずは良いスタートを決めて、そのあとでいいバトルをしたいです」
■第10 戦予選:10 位(N-3 位) 第11 戦予選:10 位(N-3 位)
小河 諒 F3-N クラス
(TOCHIGI Le Beausset Motorsports/Car.No62/Le Beausset F308/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「昨日のフリー走行ではトップと1 秒以上の差がありました。何が原因なのだろうとチームとたくさんミーティングをしましたが、ドライバーによる部分も大きかったので、どうしたらアジャストできるかを一晩考え抜いてきました。予選1 回目は走りの練習のようにセッションを使ってしまいましたが、トップとの差を縮めて3 番手になれたことは自信になりました。2 回目は予選1 回目の感覚も踏まえて走りましたが、アタック中に黄旗が出てしまい、気持ちを切り替えた次のアタックの時にはタイヤのピークが過ぎてしまいました。満足とは言い切れないセッションになってしまいましたが、暑くなってきたときのタイムの落ち幅が周りに比べて少なかったので、レースに向けて自信を持って良いところだと思っています」