2018.03.02
やっぱり車体裏側は極秘事項。マシンを必死に押さえるレッドブルスタッフ/バルセロナF1合同テスト 現地情報2回目
寒波により降雪に見舞われたバルセロナから、柴田氏がF1合同テスト後半の様子をお届けします。
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ということでテスト2日目の夕方には雪がちらつき始め、翌朝起きてレンタカーの愛車に近寄ってみると
こんな変わり果てた姿になっておりました。これを見て、車種を当てられる人はエライ! でも道路の雪はすでに解けてるし、サーキットも大したことはないだろうと思ったんですが、
これではさすがにF1マシンは走れないですよね。
この日はいっそ中止にして、金曜日か週明けにやり直すという方向でチームマネジャーたちが集まって協議したのですが、F1ではこういう時決まって反対意見が出てまとまりません。この種の変更は全チーム満場一致と決まってるので、結局順延できず。だらだらと天気の回復を待つことになったのでした。
その間も一応、ロバート・クビカの囲み取材があったり(右手の障害のことばっかり訊かれてウンザリしたせいか、以前ほどは右手を隠さなくなりましたね)
FOMが今年から始めると発表した『F1TV』の会見に出席したりしたものの、その後は特にやることもなくなり、
臨時失業者となったジャーナリストやカメラマンで、メディアセンターはあふれ返ったのでした。
雪はすぐに雨に変わり、夕方にはフェルナンド・アロンソやダニエル・リカルドたちが走り出しましたが、アロンソの11周が最多でした。とにかく寒すぎて、路面温度が低すぎて、周回を重ねる意味がまったくないわけです。
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