更新日: 2016.08.07 08:35
LEXUS TEAM ZENT CERUMO スーパーGT第5戦富士 予選レポート
2016 AUTOBACS SUPER GT Report
FUJI GT 300km RACE
第5戦 富士スピードウェイ
ZENT CERUMO RC F
#38 立川祐路/石浦宏明
◆8月6日(土) QUALIFY
公式予選総合結果 12位(1分29秒799)
<公式予選>天候:晴れ コース状況:ドライ
「あとほんの少し!」で勝利に手が届きそうだった、スポーツランドSUGOで行われたSUPER GT第4戦から2週間。“真夏の三連戦”ふたつめのレースとなる第5戦の舞台は静岡県の富士スピードウェイ。LEXUS TEAM ZENT CERUMOにとってホームコースでもあり、シリーズの流れを考えても、勝利が欲しいラウンドだ。
前戦では持ち込んだタイヤに対して、実際のレースウイークの気温、路面温度が低すぎる状況に苦しめられたZENT CERUMO RC Fだが、迎えた8月6日(土)の天候は快晴。夏らしい酷暑のなかでの予選日となった。朝から徹夜組を含む多くのファンがスタンドを埋めるなか、午前8時50分から午後の予選、そして7日(日)の決勝を見据えた公式練習がスタートした。
ZENT CERUMO RC Fは、立川祐路がステアリングを握りコースイン。一度ピットに戻りチェックを行ったあと、少しずつタイムを縮め1分30秒台のタイムを揃えていく。12周目には1分30秒102というタイムをマークし、13周を終えピットに戻ると石浦宏明に交代。途中、No.1 GT-Rのストップによる赤旗等もあったものの、ZENT CERUMO RC Fは着実に走行をこなし、石浦は1分30秒226というベストタイムでセッションを終えた。
この公式練習でのZENT CERUMO RC Fの最速タイムは、立川の1分30秒102。ただ、ポジションは8番手。トップタイムとなったNo.46 GT-Rとは0.634秒差。僅差のGT500クラスでは、少々大きな差だ。じつは今回の第5戦に向け持ち込まれていたタイヤは、第2戦でライバル勢に相次いだタイヤトラブルの対策を施したものだったが、レクサス勢はその合わせ込みに苦労していたのだ。
SUPER GTでは公式予選Q1、Q2で使用したタイヤのうち、抽選でどちらかが決勝レーススタート時のタイヤとして使用されることになるが、LEXUS TEAM ZENT CERUMOは公式練習でのフィーリングをもとに、持ち込んだタイヤのなかで最も固めのものを選んだ。予選では若干苦しくなるが、決勝レースでしっかりと高いペースを保とうという作戦だ。