更新日: 2018.07.11 18:21
アウディ、前身のアウトウニオン製レースカー2台をグッドウッドにエントリー
アウトウニオンの誇るシルバーアロー、25周年を迎えたフェスティバル・オブ・スピードへ
◆アウディトラデションは『アウトウニオン・タイプC』レーシングカーと『バンダラー ストリームライン・スペシャル』を出展
◆イギリスで開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは25周年を迎える
2018年7月6日 インゴルシュタット:
シルバーアロー(Silver Arrows)の通称を持ち、アウディの前身であるアウトウニオンが誇るレーシングカーが、グッドウッドのシルバージュビリー(25周年)を祝います。
グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは世界最大のヒストリックモータースポーツイベントとして知られ、25年目となる今年は7月12日~15日に開催されます。
アウディトラディション(Audi Tradition)は100年以上にわたる自身のヒストリーから、シルバーに輝くレーシングカー2台をエントリーリストに載せました。1936年製アウトウニオン・タイプC(Auto Union Type C)と、1939年製バンダラー ストリームライン・スペシャル(Wanderer Streamline Special)です。
グッドウッドに詰めかける20万人の観衆にとって、アウトウニオン・タイプCは旧知の仲でしょう。このクルマの出走は、これまでイベントのハイライトであり続けてきました。
520psを発生するV型16気筒エンジンはドライバーの背後にミドマウントされ、かつてアウトウニオン・タイプCは340km/hという途方もない最高速に到達しました。1936年に初めて公開されたとき、このクルマはそのあまりに未来的なエンジニアリングによって、人々を驚嘆させました。同じ年、名手ベルント・ローゼマイヤーのドライビングによって、ヨーロッパ選手権とドイツ・ヒルクライム選手権を獲得しています。