更新日: 2019.05.09 16:47
ブリヂストン 2019スーパーGT第2戦富士 レースレポート
2019年 SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ500km [GT500]
ウエット後ドライ。天候の変化がドラマを生み、終盤に待望の首位に立った立川祐路/石浦宏明(ZENT CERUMO LC500/BS)が優勝
開催場所:富士スピードウェイ
開催日:2019年05月03日(金)〜2019年05月04日(土)
元号が令和となって初めて行われる国内ビッグレース、SUPER GT第2戦。シリーズの中で最も観客を集める5月のゴールデンウィークに行われる500キロレースは、決勝のスタート直前に雨が降り始めてウエットコンディションでレースが始まった。
7番手スタートの立川祐路/石浦宏明(ZENT CERUMO LC500/BS)は、序盤にウエットタイヤで一気に順位アップしてトップに立った。しかし雷雨によって一旦レースは中断。その後のレース再開で順位を落とすが、雨が止みコースコンディションがドライに変化しても上位のポジションをキープ。そして、110周レースの99周目にトップに立つと後続を突き放して優勝した。
<予選>
予選Q1は、新しいコンビネーションの平手晃平/フレデリック・マコヴィッキィ(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R/MI)がトップタイムを叩き出し、それに2017年のチャンピオンコンビ、平川亮/ニック・キャシディ(KeePer TOM’S LC500/BS)と立川/石浦組が続いた。
Q2に進出した8台中5台がブリヂストン装着車で、決勝の上位グリッドを決するタイムアタックが演じられた。10分間のセッション後半に各車はコースイン。開幕戦でもポールポジションを獲得している松田次生/ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R/MI)が第2戦でもコースレコードタイムを更新して今季2度目のポールポジションを獲得。2番手には平川/キャシディ組、3番手に佐々木大樹/ジェームス・ロシター(カルソニック IMPUL GT-R/BS)がつけた。上位3台がコースレコードを更新している。
<決勝>
予選は晴天だったが、決勝を前にしてスターティンググリッドに車両が整列、フォーメーションラップを待っている間に雨が降り始めてコースはウエットに変化。各車スリックからウエットタイヤへ交換。セーフティカースタートで2周まで先導、3周目からレースが開始された。2番手スタートのキャシディが一気にダンロップコーナーでトップに立った。
しかし、雨の量が増えると7周目にクインタレッリがトップを奪い返した。その背後で7番手スタートの立川/石浦組が毎周順位をアップ、13周目にトップに躍り出た。同じ周に雷を伴った強雨のためにセーフティカーがコースインして先導し2周した15周目で赤旗が提示されてレースは中断。