更新日: 2019.05.14 18:26
Arnage Racing 2019スーパーGT第2戦富士 レースレポート
SUPER GT Rd.2 Fuji 500km RACE
Arnage Racing Team Release
開幕戦の悪夢を思わせる悪天候のなか、チーム一丸で完走を果たす
開幕戦のクラッシュによるマシンの破損は大きく、外装パーツの補修は数十箇所にも及んだ。さらにドイツからのパーツの遅延がかさなり、限られた時間内での作業は困難をきわめた。しかし、多くの方々のご尽力により危機を脱したチームは、富士ラウンドに向けて、無事にマシンを送り出すことができた。
5月3日~4日に富士スピードウエイで開催される第2戦富士GT500kmでは、岡山公式テストでGTデビューを果たした手塚祐弥選手を第3ドライバーに迎え、長丁場を加納選手、山下選手の3人のドライバー陣で戦うことになっていた。
5月3日(金・祝) 予選日
天候:晴れ/ドライ
気温:22度
路面温度:36度
入場者:3万5800人
予選の行われる土曜日は天候に恵まれ、午前中の公式練習では時間いっぱいを使って3選手がそれぞれマシンのフィーリングを確かめた。また、チームも予定していたメニューを順調にこなし、レースに向けてのセッティングを行った。(ベストラップは36周目に山下選手が出した1分39秒352)
午後になっても安定した空模様が続くなか、予選が行われ、Q2進出を目指して山下選手が果敢にアタックを行った。しかし、1分39秒181をマークするにとどまり、ARNAGE RACINGは翌日の決勝を27番グリッドから追い上げることとなった。
5月4日(土・祝) 決勝日
天候:雨~晴/ウエット~ドライ
気温:18度→13度
路面温度:25度→17度
入場者:5万6000人
決勝の行われる日曜日。朝のうちは青空にくっきりと富士山が映え、好天に恵まれたかにみえたが、次第に雲が広がり、マシンをグリッドに並べる頃には、真っ黒な雲間から稲妻の見える怪しい空模様となった。
スタートドライバーは開幕戦に続いて山下選手。ドライタイヤでウォームアップ走行をドライブさせたチームだったが、このまま雨のスタートになると踏んで、グリッド上でタイヤをレインタイヤに交換した。
レースはセーフティカーに先導されてスタート。開幕戦の悪夢を思わせる強い雨と雷で、さらに強まる雨脚に、コースには全体にかなりの水が溜まり、コンディションは非常に危険な状態となった。13周目にセーフティカーが導入され、16周目には赤旗中断となってしまった。