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投稿日: 2019.12.02 16:41

植毛GO&FUN GT-R auto sport Web Sprint Cup レースレポート


スーパーGT | 植毛GO&FUN GT-R auto sport Web Sprint Cup レースレポート

 2019年のスーパーGTシリーズ戦はすべての日程が終了したが、11月21日から24日にかけて『AUTOBACS 45th Anniversary presents スーパーGT×DTM特別交流戦(以下交流戦)』が静岡県の富士スピードウェイで開催され、そのサポートレースとして行われたGT300クラス参戦車両を中心とした“auto sport Web Sprint Cup”にNILZZ Racingは2台の日産GT-R NISMO GT3 (MY2015)をエントリー。GT300クラスのシーズンエントリー車両である48号車は飯田太陽と田中勝輝のレギュラーコンビで参戦した。

■公式練習

 初日となる金曜日は公式練習のセッションが設けられたが、天候は生憎の雨模様。9時10分より行われた公式練習1回目は非常に滑りやすいコンディションのなか、飯田を中心に周回を重ね、セッション中盤にマークした2分02秒074で10位となった。

しかしその後も雨量は弱まることはなく、2回目以降のセッションはヘビーウエットとなる。公式練習2回目は先に行われた交流戦のセッション中に発生した霧の影響で10分遅れの11時30分にスタートした。

 25分間で行われたこのセッションは田中がステアリングを握り、非常に難しいコンディションで2分12秒742をマークするに留まった。

 公式練習3本目は13時00分から行われた。このセッションは飯田がコースインするも、2本目同様にとても滑りやすいコース状況ではタイムアタックはできず。2分12秒490をマークするが、この先コンディションの回復が望めないことからこれ以上の走行はリスクが高いと判断。残り時間を約30分残して走行を切り上げることとなった。

■予選

 今回の予選は第1ドライバー、第2ドライバーがそれぞれタイムアタックを行い、それぞれの合算タイムで第1レースのグリッドが決定するというスーパーGTでは馴染みのない予選フォーマットで行われることとなった。
 
 小雨の降るウエットコンディションのなか、8時40分から公式予選が行われた。先ずAドライバーの飯田がアタックを行い、1分48秒395をマークし4番手につける。

 そしてインターバルを挟み行われたBドライバー予選では田中が1分46秒761をマークし5番手。合算の結果、トータル3分35秒156で4番グリッドを獲得。決勝第1レースはセカンドローからスタートすることとなり、この後行われる決勝第1レースに期待が持てる予選結果となった。

植毛GO&FUN GT-R(田中勝輝/飯田太陽)
植毛GO&FUN GT-R(田中勝輝/飯田太陽)

■決勝第1レース

 今回は第1レース、第2レースともに50分間のレース時間、加えて途中ドライバー交代が義務付けといったレースフォーマットで争われる。天候は回復する方向には向かっているもののまだ路面は濡れており、レーススタート後のコンディション変化をどう読むかが決勝第1レースの鍵となる。
 
 グリッドへ向かう試走中も時折小雨が降っていた為、グリッド上ではスタートタイヤはドライか? ウエットか? といった判断を全チームが迫られていた。
 
 しかしNILZZ Racingはこの先天候は悪化しないと判断。田中も試走中に『ドライタイヤで走れる』とインフォメーションを伝えてきた。ドライバーの意思を尊重し、NILZZ Racing48号車はドライタイヤでスタートすることを決断した。
 
 従来のスーパーGTのシリーズ戦とは違い、非常に短い時間でのスタート進行。そのなかでドライタイヤを選択した車両はNILZZ Racing48号車だけだった。
1周のフォーメーションラップを終え、第1レースがスタート。

 レインタイヤを装着しているライバル勢が激しくバトルを展開するなか、スリックタイヤを装着する田中はマシンの滑りやすい路面に注意しながら我慢の走りを強いられてしまい、最下位近くまで順位を落としてしまう。

植毛GO&FUN GT-R(田中勝輝/飯田太陽)
植毛GO&FUN GT-R(田中勝輝/飯田太陽)


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