投稿日: 2020.08.16 13:29
更新日: 2020.08.16 13:53
更新日: 2020.08.16 13:53
長所を活かせず、苦戦が続いた末の今季初優勝。松下信治「失いつつある自信を取り戻せた」/FIA-F2第6戦
取材・文 柴田久仁夫
今季の松下信治(MPモータースポーツ)は昨年までの速さがすっかり影を潜め、予選21番手ということさえあった。FIA-F2第6戦スペインでのレース1も、18番グリッドからのスタート。しかしそこからの松下は、猛暑のコンディションでライバルたちが崩れていくなか、絶妙のタイヤマネージメントで上位に駆け上がっていく。
そしてドンピシャのタイミングで入ってきたセーフティカー(SC)のおかげで、ついに3番手に。そこからは選手権リーダーのカラム・アイロット(ユニ・ヴィルトゥオーシ)、角田裕毅(カーリン)を次々に抜いていって、ついにトップに。そのままチェッカーを受け、今季初優勝を遂げた。
インタビューで本人も言うように、予選でのドライビングの改善という課題は残る。しかし長いトンネルは抜けたと、言っていいのではないか。