更新日: 2020.10.21 13:38
ボルボ『V60』『V90シリーズ』が仕様変更。48V/プラグインハイブリッド導入で全車電動化
2020年10月21日
プレスリリース
ボルボV60、48Vハイブリッド導入で全車電動化
ボルボ・カー・ジャパン株式会社(代表取締役社長:マーティン・パーソン、本社:東京都港区)は、プレミアム・ミッドサイズステーションワゴン『V60』の装備を一部変更するとともに、パワートレインに48Vハイブリッドを導入することで全車電動化を図り、本日より発売します。
※全車電動化とは、内燃機関のみを搭載した車両はなくなり、すべてのモデルがプラグインハイブリッド車、または48Vハイブリッド車になることを意味します。
■パワートレインを一新
パワートレインは従来の“T5”パワートレインに代わり、新たに48Vハイブリッドモデル“B5”を採用し、エントリーパワートレインとして“B4”を追加しました。また、プラグインハイブリッドモデル“Recharge Plug-in hybrid T6”を設定したことにより、V60はすべて電動化されました。
■48Vハイブリッドパワートレイン“B4”“B5”
ISGM(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター・モジュール)による回生ブレーキで発電した電力を48Vリチウムイオンバッテリーに蓄電し、エンジンの始動や動力補助を行うハイブリッドシステムを搭載しています。ISGMはバッテリーモジュールへの充電、エンジンの始動、車両出力補助ならびに制動に使用されます。
また、スターターモーターに代わりISGMによりエンジンの始動を行い、アイドリングストップ後の再始動時におけるノイズやバイブレーションの大幅な低減と、より上質感のある走行性能を実現させました。
また、約90%ものパーツが新設計された新世代パワートレインDrive-E(ドライブイー)の 第3世代となる4気筒2L ガソリンエンジンを搭載しています。ボルボ独自の設計思想により、優れた効率性と環境性能、コンパクトなデザインを実現しており、新世代ボディ構造とともに、高いレベルの衝突安全性能も考慮されています。
シリンダーの表面処理の改良など、エンジン内部の摩擦(フリクション)低減を図るとともに、気筒休止システムを導入したことで、一定条件を満たした状態での2気筒走行が可能となり、エンジンの運転効率が向上したことで燃費を向上することができました。
■プラグインハイブリッドモデル “Recharge Plug-in hybrid T6”
Recharge Plug-in hybrid T6 AWDは、ボルボの中大型車向けプラットフォームSPAのプラグインハイブリッドモデルです。新しいプロダクトラインとなるRecharge (リチャージ)は、“外部充電可能”という意味から今後導入される電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車の呼称として使用され、電動化を推進するボルボ・カーズを象徴する位置付けとなります。186kW(253ps)/350Nm(35.7kgm)を発生するDrive-E2.0リッター4気筒スーパーチャージャー付き直噴ターボエンジンと240Nmを発揮する電気モーターをリアに配置しています。
通常の“Hybridモード”をはじめ電動モーターだけで駆動する“Pureモード”ではEV走行のみによるゼロエミッション走行が可能で、プラグインレンジは48.2kmとなっています。また、エンジンとモーター2つのパワーソースを最大限に活用する“Powerモード”も選択することが可能です。