18歳のお坊ちゃま、ストロールの態度にお人好しのマッサも憮然?@アブダビGP現地情報
いよいよ最終戦を迎えたF1サーカス。アブダビGPの現地情報をムッシュ柴田がお届け。会見で顔を合わせたハミルトンとロズベルグの間には、意外にもバチバチとした雰囲気はなかったようです。パドックには、来季デビューするランス・ストロールの姿も。
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今年のタイトル争いは、とうとう最終戦アブダビGPまで持ち越されてしまいました。ということで木曜日のドライバー定例会見は、特別に2部に分けて行われました。第1部は普通の会見で、第2部がルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグ、ふたりだけのガチンコ会見という構成。ところが前座扱いだった第1部で、ジェンソン・バトンの爆弾発言が炸裂しました。 会見前には、すでに引退を決めたフェリペ・マッサと、実に和やかに談笑していたバトン。始まってすぐに、「今回が、僕のラストレースと思ってもらっていい」と、もはや再来年に復帰しない意思を表明したのです。
まあ、正直なところを言えば、ここ数戦でのコメントから、引退の可能性は高そうだな〜と思ってましたから、特に驚きはしませんでしたが。ちなみにこれは、普段は僕たち報道陣も滅多に見られない、会見出席直前の控室での様子です。バトンとキミ・ライコネン、握手しながら何を話してたんでしょうね。
そしてメインイベントの、ハミルトンVSロズベルグ会見。 最初に司会者が、「じゃあお互いに握手してから、着席してくれますか」と言ったのを、ふたり揃って完全無視。これからどうなることかと、ちょっとワクワクしたんですが、 その後は意外に和やかな雰囲気に終始しました。会見の中盤以降はハミルトンが延々と語り続けるのを、ロズベルグが「いつまで喋ってんだよ」という表情で遠くを見てたのが、まあ印象的ではありましたが。
そのあとピットに出て行くと、ちょうどピットウォークの真っ最中。 ファン対決に限れば質量ともに、 ハミルトン陣営の圧勝というところでしょうか。
そして去る者あれば、来る者あり。ウイリアムズのホスピタリティには、マッサに代わって来季のレースドライバーになるランス・ストロールがどっかり坐ってました。 大先輩のマッサが一生懸命話してるのに対し、ちゃんと聞いているのかどうかも定かでないストロール。「そんなの知ってるもんね〜」という態度に、人の好いマッサも最後は憮然としてました。来季のウイリアムズ、大丈夫なんでしょうか?