更新日: 2022.05.05 11:46
ポルシェカレラカップジャパン2022 第4戦(富士) 決勝レポート
ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:ミヒャエル・キルシュ)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2022シリーズ第4戦Mobil 1 Challengeの決勝を、富士スピードウェイ(静岡県)で 2022年5月4日(水・祝日)に開催しました。
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:19度 路面:29度(レーススタート時)
今シーズンの第4戦を迎えたPCCJは、前日の第3戦に引き続き富士スピードウェイの上空には青空が広がる。3日(火・祝日)に行われた予選のセカンドベストタイムで決定したグリッドは、プロクラスのポールポジションが第3戦を制した#1 近藤翼、2番手が#60 小河諒、3番手がポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 澤龍之介となる。プロアマクラスのポールポジションは#98 IKARI、アマクラスは#10 MOTOKI TAKAMIが4戦連続でポールポジションを獲得している。
10時45分、フォーメーションラップ開始。路面状況の確認をしながらタイヤに熱を入れ、再びグリッドにマシンが整列するとレースはスタート。#1 近藤、#60 小河、#91 澤とグリッドと同じ順位のまま1コーナーに飛び込んでいき、3台は周回を重ねていく。レースが動いたのは5周目で、#1 近藤の背後からチャンスを窺っていた2番手の#60 小河が1コーナーで勝負を仕掛け、Aコーナーまでバトルが展開されて#60 小河が前に出てトップに立つ。
その後、ペースを上げた#60 小河は2番手以下を引き離しにかかり、8周目には#1 近藤との差を約1秒まで広がる。結果、#60 小河はチェッカーまでトップを守りきり、今シーズン2回目の優勝を飾る。「昨日からセットを大きく変更したのが当たって気持ちよく走れました。この勢いでチャンピオン獲得に向けて頑張っていきたいと思います」と喜びを語る。
2位に終わった#1 近藤は、「今日はペースを上げられなくて辛かったですね。次の鈴鹿に向けて気持ちを切り替えたいと思います」と次戦での巻き返しを誓う。3位の#91 澤は、「スタートで若干ミスをしてしまったので、昨日のようにはいきませんでした。でも、ファステストラップを記録できたのは自信に繋がります」と語るように、8周目に#91 澤は1分40秒762とレースファステストを記録した。
プロアマクラスは、ポールポジションスタートの#98 IKARIがエンジンストールにより最後尾まで順位を落としてしまう。これでクラストップとなった#77 浜崎大は、アマクラスの#10 MOTOKI TAKAMIとレース中盤からテール・トゥ・ノーズのバトルを展開。そして11周目の1コーナーで#10 MOTOKI TAKAMIは、#77 浜崎のオーバーテイクに成功して総合4位でフィニッシュ。結果、プロアマクラスの優勝を飾った#77 浜崎は「アマクラスの選手に抜かれてしまったので、優勝で嬉しいという気持ちはないですね」と悔しがる。
一方、アマクラスで4連勝を飾り、総合4位でゴールした#10 MOTOKI TAKAMIは「浜崎選手とのバトルを制することができて満足しています」と語る。アマクラス2位の#63 長嶋重登は「TAKAMI選手は速いですが、今日は見える位置まで迫れたので鈴鹿では差をさらに縮めたいと思います」、3位の#66 BANKCYは「ミスなくゴールし表彰台も獲得できて良かったです」と語る。
PCCJ第5/6戦は5月28日(土)、29日(日)に鈴鹿サーキット(三重県)で開催が予定されている。今シーズン導入されたタイプ992の911 GT3カップがF1も開催される国際サーキットで、どのようなパフォーマンスを発揮するのか注目される。