更新日: 2022.06.14 18:36
スバル 2022全日本ラリー第5戦モントレー ラリーレポート
2022.06.11 - 全日本ラリー選手権 第5戦 MONTRE 2022 Leg1
パンクなどに悩まされながらも鎌田が初日5番手
6月11日(土)、2022年全日本ラリー選手権第5戦MONTRE 2022の競技初日が行われました。SUBARU WRX STIの鎌田卓麻/松本優一はJN1クラスの5番手につけ、最終日でのポジションアップを狙います。また、新井敏弘/田中直哉はSS2でクラッシュ。車両のダメージが大きいため、ラリーの続行を諦めることとなりました。
■好タイムをマークするものの、荒れた路面に阻まれる展開に
シーズン後半戦に突入する第5戦モントレーの舞台は、SUBARUの地元群馬県。県南西エリアのワインディングロードで2日間、合計125.54kmのSSが設定されます。コンディションは梅雨時らしく終日雲に覆われており、場所によって局地的な大雨に見舞われる難しいものとなりました。また、SSによっては路面がひどく荒れている区間があるなど、ひと筋縄では行かない難しさが大きな特徴です。
SUBARU勢は、SS1で新井が地元の意地を見せるベストタイムをマーク。ところが続くSS2、新井は右コーナーでアウト側に膨らみ、運転席側から橋の欄干に激しく接触してしまいます。クルーふたりにケガはなかったものの、クルマのダメージは大きく、ロールケージにまで損傷がおよんでいるため、明日の再出走も不可能となり、不完全燃焼な状態でラリーを終えることとなりました。
一方の鎌田は、SS1でスローパンクチャー、SS2では荒れた路面の穴に注意を払いながらもタイヤをパンクさせてしまい、JN1クラス11番手まで一時順位を落としてしまいます。鎌田は諦めずにアタックを続け、SS3では3番手タイムを刻み、JN1クラスの6番手に復帰。サービスを挟んだSS4でも3番手タイムをマークし、順位アップの機会をうかがいます。
続くSS5ではふたたびタイヤをパンクさせてしまいますが、SS6ではJN1クラス5番手に浮上しました。とはいえこのSSでは、ターボのブースト圧がかからなくなるトラブルに見舞われており、順調とは言いがたい状況で初日を終えることとなりました。
なお、SUBARU BRZが参戦するJN3クラスでは、竹内源樹/木村悟士がクラス2番手の久保 凜太郎/大倉瞳に1分1秒9差をつけて首位。シーズン3勝目を目指します。
■鎌田卓麻「明日は気持ちを切り替えて臨みます」
JN1クラス5番手につける鎌田は、「序盤から厳しい展開の1日となりました。どこにも当てていないし、注意して走っているんですが。午後も、SS5で左フロントタイヤをパンクさせてしまい、SS6ではエキゾースト関係にダメージがあったのかブーストがかからず、なかなかつらい展開となってしまいました。明日は気持ちを切り替えて、レグポイントをしっかりと狙います。明日は道もいいので、気持ち良く走って終えたいですね」と、最終日への意気込みを語りました。
競技最終日の6月12日(日)は、SS7~SS10の4SSで争われます。2SSを2度走行するかたちで構成され、SS8/10の『Grandma. Kimura』は大会最長SS距離の21.92km。レグポイントとポジションアップを狙う鎌田の力走にご期待ください。
2022.06.12 - 全日本ラリー選手権 第5戦 MONTRE 2022 Leg2
鎌田卓麻、最終SSでトラブルも6位で完走
6月12日(日)に競技最終日が行われた全日本ラリー選手権第5戦 MONTRE 2022は、SUBARU WRX STIの鎌田卓麻/松本優一が、一時はJN1クラスの4番手にまで順位を上げたものの、最終SSでパンクに見舞われ、6位で完走を果たしました。