K-tunes Racing 2022スーパーGT第4戦富士 決勝レポート
第4戦/決勝
富士スピードウェイ
2022.8.7sun
進化したダンロップタイヤを援軍に表彰台まで一歩の、5位で3戦連続入賞
AUTOBACS SUPER GT 2022 第4戦富士、8月7日(日)、決勝レースが行われました。前日の公式予選の肌寒いほどの天候から一転、真夏の熱い陽差しが照らす、熱いレースとなりました。
本来の暑さを予想し、高温にマッチするタイヤを選択したK-tunes Racingとしては、この暑さは望むところ。決勝レース直前のウォームアップランで、2人のドライバーは高い路面温度でのフィーリングに手応えを感じていました。
レースは100周=約450kmという、通常のSUPER GTの1.5倍の距離。K-tunes Racingは第2戦富士とは異なり、スタートドライバーを新田守男選手が短め、次に高木真一選手がフルタンク、そして最後に再び新田守男選手というフォーマットを採用。現状のパフォーマンスを最大限に発揮することを狙いました。
スタート直後、にわか雨で冷えてしまっていた路面によってペースが悪く、新田守男選手は10位でレースを進めていく。そして早めの17周目に高木真一選手へとバトンタッチ。ピットインによって22位まで順位を落としたものの、そこからペースの良さもあってポジションを着実にアップ。36周目にはトップ10へと返り咲き、62周目に再びピットインしたタイミングでは、なんと2位。2度目のドライブとなった新田守男選手もまた、ハイペースで前へ。9位まで落ちた順位から、他車のトラブルもあり、5位入賞を勝ち取りました。
2人のドライバーの走りはもちろん、チームも2度のピット作業をミスなくクリアしたことが、3戦連続の入賞に繋がりました。ドライバーズランキングも9位へと、トップ10入り。シーズン後半戦へ期待感が高まるレースだったと言っていいでしょう。
影山正彦監督
「最後まで緊迫感のある、いいレースがでした。予選は2人のドライバーの頑張りで6位という好結果を出せたこと、そして今日の決勝レースもまた、ドライバーの走りも良かったですし、チームも2度のピット作業をミスなくこなすことができたことが、5位という結果につながりました。まだまだ進化しなければならない部分もありますが、次に期待が持てるレースだったと思います」
新田守男選手
「もう少し前で終わりたかったですけど、これまで苦手としてきた富士で、いいレースができたのではないかと思います。ライバル勢にトラブルが無かったら、もっと離されてしまったかもしれませんけど、それでも先が見えるようなレースだったと思います。次は得意の鈴鹿ですが、今回のデータも活かして、もっと前にいきたいですね」
高木真一選手
「予選から新田選手の頑張りで6番手スタートということで、スタートではソフトなタイヤだったので苦労した思ういます。ハードでの走りはフィーリングも良くて、ペースも悪くなかったと思います。同一周回のマシンを何台かオーバーテイクすることもできまして、いよいよ表彰台が見えてきたのかな??という気がしています」