更新日: 2022.08.29 02:53
ポルシェカレラカップジャパン2022 第10戦鈴鹿 決勝レポート
ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2022シリーズ第10戦の決勝を、鈴鹿サーキット(三重県)で2022年8月28日(日)に開催しました。
天候:曇り 路面:ドライ 気温:31度 路面:37度(レーススタート時)
前日の28日に行われた予選のセカンドベストタイムで決定したPCCJ第10戦のポールポジションは、3クラスとも第9戦の予選と同じく、プロクラスが#1 近藤翼、プロアマクラスが#98 IKARI、アマクラスが#10 MOTOKI TAKAMIとなっている。各クラスともチャンピオンが掛かった第10戦がどのようなレースとなるのか注目された。
11時10分、第10戦決勝のフォーメーションラップが開始される。路面状況を確認しながらタイヤに熱を入れて再び9台のマシンはグリッドに戻り、シグナルのオールレッドからブラックアウトでレースはスタート。今日はポールポジションの#1 近藤が好スタートを見せて1コーナーをトップで駆け抜け、それにグリッド2番手の#60 小河、3番手でアマクラスポールの#10 MOTOKI TAKAMIが続く。トップの#1 近藤は2周目にレースファステストとなる2分04秒955をマークして、2番手以下を引き離しに掛かる。#1 近藤と#60 小河の差は徐々に広がっていき、最終的に7秒098の差で#1 近藤が前日に引き続き2連勝を飾る。
今シーズン4勝目をマークした#1 近藤は、「今日はスタートをうまく決めることができ、そのまま逃げ切って優勝することができました。前回の鈴鹿大会では優勝できなかったので、今回2連勝することができて嬉しいです」と語る。#1 近藤のペースに着いて行けず2位に終わった#60 小河だが、ポイントを202点として2位の#1 近藤との差が45点となったため、今シーズンのシリーズチャンピオンに決定した。
「今日のレースで王者獲得と言っても、近藤選手のペースに着いて行けなかったのが悔しいです。最終戦の鈴鹿では、きちんと勝利を収めてシーズンを締めくくりたいと思います」と、2014年以来8年振り3度目のPCCJチャンピオンに輝いた#60 小河は気を引き締める。
プロアマクラスは、今回も#98 IKARIと#9 武井真司がテールトゥノーズの好バトルを展開。最終的に#98 IKARIが逃げ切って今シーズン5回目の優勝を飾り、プロアマクラスのチャンピオンに輝く。「今日はマシンバランスの変更に失敗したのですが、なんとか優勝できて良かったです。チャンピオン獲得はもっとしっかりした走りで決めたかったですね」と語る。
そしてアマクラスは、#10 MOTOKI TAKAMIが今シーズン9回目の優勝を成し遂げて、参戦初年度でアマクラスのチャンピオンを獲得。「今日もスタートをうまく決めることができ、最後まで自分のペースで走り切ることができました。その結果としてチャンピオンが獲得できて嬉しいです」と、王者獲得を喜ぶ。
今シーズンのPCCJ最終戦となる第11戦は、10月7日(金)〜9日(日)に鈴鹿サーキット(三重県)で開催されるF1日本グランプリのサポートレースとして行われる予定だ。2019年は台風の影響で開催中止され、2020年、2021年は新型コロナウイルス感染症によりF1日本GPの開催が中止されたため、4年振りのF1日本GPサポートレースは、ニューカップカーでの戦いとなる。