スーパーGT ニュース

投稿日: 2016.04.10 23:02
更新日: 2016.04.11 01:27

平川「2位死守に専念。ライバルが想像以上に強かった」


スーパーGT | 平川「2位死守に専念。ライバルが想像以上に強かった」

2016年4月10日
トヨタ自動車(株)モータースポーツマーケティング部

SUPER GT 第1戦
OKAYAMA GT 300km RACE
ロシター/平川組LEXUS RC Fが2位表彰台
LEXUS RC Fは6台全車がポイント獲得

 SUPER GT開幕戦が岡山国際サーキットで開催され、ジェームス・ロシター/平川亮組のKeePer TOM’S RC F 37号車がライバルの猛追を凌ぎ切り2位表彰台を獲得。残る5台のLEXUS RC F勢も全車トップ10フィニッシュを果たし、ポイントを獲得した。

 4月9日(土)、10日(日)の両日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで、SUPER GTの開幕戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が開催された。
 日本で最高の人気を誇るモータースポーツ、SUPER GTが開幕。今季もレクサスチームは6台のLEXUS RC Fで参戦する。SUPER GT参戦3年目を迎えるLEXUS RC Fは、過去2シーズン共に複数の勝利を挙げるなど速さを見せ、最終戦までタイトルを争ってきた。3年目の今年、さらに熟成が進んだ車両&エンジンと、実力派ドライバーの揃った体制で、タイトル獲得を目指す。

◆予選◆
 9日(土)の岡山は薄い雲がかかっているものの日差しに恵まれ、気温も上昇。気温23度と春らしく暖かい気候となり、SUPER GTの開幕を待ちかねた多くのモータースポーツファンが見守る中で予選が実施された。

 午後3時10分、ノックアウト方式で戦われるGT500クラスの予選Q1(15分)が開始。序盤は動きのないまま、残り時間が9分を切ったあたりからコースイン。じっくりとタイヤを温め、残りが2分ほどになったところで各車本格アタックを開始。Q1突破となる上位8台がコンマ5秒内という、僅差のタイム争いとなる中、SUPER GT 2年目のヘイキ・コバライネンが駆るDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車がトップから0.12秒差の3番手。これにZENTCERUMO RC F 38号車の石浦宏明、WAKO’S 4CR RC F 6号車のアンドレア・カルダレッリ、KeePer TOM’S RC F 37号車のロシター、WedsSport ADVAN RC F 19号車の関口雄飛と続き、5台のLEXUS RC FがQ2進出を果たした。

 一方で、伊藤大輔がQ1を担当したau TOM’S RC F 36号車は、僅か0.036秒届かず9番手でQ2進出を逃すこととなった。
 やや雲が多くなってきた午後3時55分、Q2(12分)が開始。セッション残り8分半あたりから国本雄資がドライブする19号車を先頭に次々にコースイン。続いてコースに向かった6号車の大嶋和也が、残り3分ほどでまずコースレコードを更新するタイムを叩き出し、暫定トップに。2014年にLEXUS RC Fのデビュー戦となった岡山ラウンドで最初のポールシッターとなった大嶋は、翌周もさらにタイムを縮めて行った。

 しかし、残り1分、昨年のポールシッターである37号車の平川亮がこれを上回る脅威のタイムをマーク。以降これを塗り替える車は現れず、ロシター/平川組の37号車が2年連続となるポールポジションを獲得。今季からSUPER GTではポールポジション獲得者に1ポイントが与えられることとなり、37号車の2名は貴重なポイントを獲得することとなった。 大嶋/カルダレッリ組の6号車が2番手で続き、LEXUS RC Fは予選最前列を独占。

 このQ2は8台全車がコースレコードを更新するハイレベルな争いとなり、平手晃平がドライブした39号車が6番手、立川祐路の38号車が7番手、国本の19号車が8番手につけ、明日の決勝に臨む。
 GT300クラスでは、昨年、岡山大会を含む2勝を挙げる活躍を見せ、今季は新型へと進化、1台増えての2台体制での参戦となったプリウスが共にQ2進出。Q1では中山雄一がドライブするTOYOTA PRIUS apr GT 31号車が5番手。今大会デビューとなる2台目のTOYOTAPRIUS apr GT 30号車は佐々木孝太が4番手タイムをマークした。

 Q2では31号車を嵯峨宏紀、30号車をSUPER GTデビュー戦となる永井宏明がドライブし、それぞれ11番手、13番手グリッドから決勝のスタートを切ることとなった。
 参戦2年目となるSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車は27番手グリッドとなった。


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