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投稿日: 2023.04.10 13:39
更新日: 2023.04.10 13:48

ポルシェカレラカップジャパン2023 第1戦&第2戦 プレビュー


国内レース他 | ポルシェカレラカップジャパン2023 第1戦&第2戦 プレビュー

 ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2023シリーズ第1戦&第2戦を、岡⼭国際サーキット(岡⼭県)で 2023年4⽉15⽇(⼟)、16⽇(⽇)に開催いたします。

 世界最速のワンメイクレースシリーズとして世界各地で開催されているポルシェカレラカップ。日本国内では2001年から開催されており、今年で23年目を迎えるPCCJは、国内におけるワンメイクレースとしてもっとも長い歴史を誇っている。今シーズンも第1戦から第10戦までがスーパーGT併催、そして最終戦はF1日本GPのサポートレースとして6大会11戦が開催される。

 クルマは『911 GT3カップ(タイプ992)』のワンメイクレース専用車で、ドライサンプ潤滑方式を備えた高回転ユニットの水冷式4リッター水平対向6気筒エンジンを搭載し、8400rpmで最高出力375kW(510PS)を発揮する。ワイドながら軽量のターボ仕様のボディ採用で、空力ダウンフォースに優れたスワンネックタイプの大型リヤウイングを備える。昨年導入されたこのニューカップカーは、各サーキットでコースレコードを更新する素晴らしいパフォーマンスを披露した。

 参加ドライバーは『プロクラス(Pro)』(ホワイトゼッケン)、『プロアマクラス(ProAm)』(イエローゼッケン)、『アマクラス(Am)』(オレンジゼッケン)の3クラスに区分されるが、今シーズンのプロクラスは個別の順位に応じたレース毎の賞典及びシリーズ賞典の設定はない。各ドライバーは、各レースのオーバーオール(総合順位)結果に沿ったオーバーオールポイントを獲得し、プロアマクラス及びアマクラスのドライバーはクラス別の順位に沿ったクラスポイントも獲得する。そして、シリーズチャンピオンは最終的なオーバーオールポイントのランキング1位のドライバーに与えられる。また、プロアマクラス及びアマクラスは最終クラスポイントで最多となったドライバーが当該クラスのチャンピオンとなる。

 注目のPCCJ開幕戦となる第1戦&第2戦の舞台は、全⻑3.703㎞でふたつのストレートと13のコーナーにより構成されている岡⼭国際サーキット。コース幅が⽐較的に狭くタイトコーナーが多いため、オーバーテイクチャンスは限られ、毎年予選結果が上位入賞の重要な鍵となっている。予選は土曜日に1回のみ実施され、第1戦のスターティンググリッドは予選ベストタイム順、第2戦のスターティンググリッドは予選で記録されたセカンドタイム順で決定する。

 開幕大会のプロクラスは、昨シーズンPCCJ3度目のチャンピオンに輝いた#60 小河諒、今年のポルシェジャパンジュニアドライバーに選出された#91 佐藤巧望がエントリー。GTカーレース初挑戦となる#91 佐藤が、チャンピオン経験者でベテランの#60 小河とどのような戦いを繰り広げるのか注目される。

 今大会7台がエントリーするプロアマクラスは、2022年のプロアマクラスチャンピオンに輝いた#98 IKARI、2020、2021年のプロアマクラスチャンピオンである#25 内山清士、2017年にジェントルマンドライバーとして初めてシリーズチャンピオンに輝いた#9 武井真司、2022年のアマクラスチャンピオンである#10 MOTOKIと4人の王者経験者が参戦。まさに、高レベルの熱きバトルが予想され、今シーズン最も注目されるクラスといえる。そしてアマクラスは4台が参戦予定で、クラス優勝を目指した実力伯仲の接戦が期待される。

 PCCJ第1戦&第2戦岡⼭⼤会のスケジュールは、専有⾛⾏が4⽉14⽇(⾦)9時〜9時30分、11時30分〜12時と各30分間の2セッション。予選は4⽉15⽇(⼟)11時40分〜12時10分の1回のみ。決勝レースは、第1戦が15⽇(⼟)16時スタート(15周もしくは30分間)、第2戦が16⽇(⽇)9時スタート(15周もしくは30分間)となる。なお、第1戦&第2戦の決勝レースはYoutubeで各日ともライブストリーミング配信を予定している。


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