イデミツ・ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第8戦オランダGP 予選レポート
中上はフロントロー2番グリッドを獲得
パウィは9列目からオランダGP決勝へ
2017年6月24日(土)
Rd.08 オランダGP
TTサーキット・アッセン
コンディション:ウエット(FP3) / ドライ(Qualifying)
気温:20℃ 路面:23℃
土曜日午後の予選で、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は1分38秒569を記録。明日のオランダGP決勝レースは、フロントロー2番グリッドからスタートします。チームメート、カイルール・イダム・パウィは1分40秒721の予選タイムで、決勝レースは9列目26番グリッドからスタートします。
午前のFP3はウエットコンディションになりました。中上とパウィはそれぞれ慎重な走行に徹して、このセッションでそれぞれ24番手と29番手としました。
午後の予選はドライコンディションになり、中上は前日からの好調を維持。トップに0.101秒差で、ポールポジションこそ逃しましたが、2番グリッドという好位置を確保しました。パウィも、予選終盤にセッション自己ベストタイムを記録し、難易度が高いアッセンの攻略を進めています。
明日は、現地時間午前9時40分(日本時間午後4時40分)から20分のウォームアップ走行を行い、24周の決勝レースは午後14時30分(日本時間午後9時30分)にスタートします。
中上貴晶 (2番手 / 1’38.569 / +0.101)
「昨日から今日にかけて、マシンは確実によくなっています。明日の決勝レースがドライコンディションなら表彰台争いはできると思うし、リアの安定感がさらにもう少しよくなれば、勝てる可能性はさらに高くなると思います。2番手タイムでフロントローに戻って来られたのは意義が大きく、昨年勝ったサーキットで、明日は2連覇を達成したいと思います」
カイルール・イダム・パウィ(26番手 / 1’40.721 / +2.253)
「切り返しでのマシンの挙動がまだ不安定で、厳しい予選になってしまいました。また、フロントの安定感が十分ではないので、いいラインをキープするのが厳しく、ブレーキングでだいぶ損をしています。明日のウォームアップでこれらの部分の改善に取り組みたいです」
岡田忠之 チーム監督
「中上はポールポジションの選手と比べても、そん色のないタイムをマークしているので、明日の決勝には期待をしています。ポールポジションでないことは、むしろリラックスしてレースに臨める要素になるでしょう。パウィも、セッションの最後にタイムを上げてくれたのでよかったと思います。今年は彼にとって経験と成長の年なので、明日の決勝レースでは自分のベストタイムに近い、もしくはそれを上回るタイムで走ることを目標にしてほしいです」