更新日: 2017.08.23 19:22
好調ドゥカティを振り切りマルケスが抜け出すか?/MotoGPイギリスGP プレビュー
2016年の決勝レースも各クラス、気温と路面温度が同等のコンディションで争われ、MotoGPクラスでは、スタート直後のクラッシュで赤旗中断。
レースは1周減算の19周で再スタートが切られ、カル・クラッチロー(ホンダ)が好ダッシュを見せるが、マーベリック・ビニャーレス(スズキ)が1周目にトップに立つと、後続にリードを取り独走。そのままMotoGPクラス初優勝を飾った。
2番手争いはクラッチロー、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、マルク・マルケス(ホンダ)による接戦のバトルとなり、クラッチローが2位、ロッシが3位に入賞。マルケスは4位でチェッカーを受けた。
Moto2クラスではトーマス・ルティ(カレックス)が優勝。フランコ・モルビデリ(カレックス)が2位、中上貴晶(カレックス)が3位表彰台を獲得した。Moto3クラスではブラッド・ビンダー(KTM)が優勝を飾っている。
MotoGPクラスではサマーブレイク前にランキングトップに立ったマルケス(ホンダ)が、チェコGPで優勝、オーストリアGPで2位入賞を果たし、ランキングトップをキープ。オーストリアGPで今シーズン3勝目を記録したアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)がランキング2位に浮上し、マルケスを16ポイント差で追っている。
ビニャーレス(ヤマハ)はオーストリアGPで6位に終わり、ランキング3位に後退。ドビジオーゾとの差は8ポイントとなった。ロッシ(ヤマハ)はサマーブレイク後の2連戦で表彰台を逃したものの、ランキング4位を堅持。一方、2連戦で2連続表彰台を獲得したダニ・ペドロサ(ホンダ)はランキング5位は変わらないものの、ロッシとのポイント差を2ポイントに縮めた。
ヨハン・ザルコ(ヤマハ)がルーキートップ、そしてインディペンデントチーム勢トップのランキング6位をキープ。ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)はオーストリアGPでは4位と惜しくも表彰台を逃したものの、ランキング7位に浮上した。
オーストリアGPでリタイアに終わったジョナス・フォルガー(ヤマハ)は、ロレンソから2ポイント差のランキング8位に後退。イギリスGPがホームレースとなるカル・クラッチロー(ホンダ)はフォルガーと1ポイント差のランキング9位。ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)はオーストリアGPでノーポイントに終わり、ランキング10位に後退している。