SBK第6戦マレーシア決勝レース2、ニッキー・ヘイデンが逃げ切りSBK初優勝
SBK第6戦マレーシアのレース2はニッキー・ヘイデン(ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム)が優勝した。
SBKの前にスケジュールされていたWSSのスタート直前にセパンサーキットは豪雨に見舞われた。WSSのレーススタートがディレイとなり、天候の回復を待っている間にSBKレース2のスタート時間が迫り、先にSBKが行なわれることに。
SBKレース2のグリッドにつくころには少し雨脚が弱まり、雨で真っ白になっていたコースも視界がクリアになった。
水しぶきを上げながらスタート。トム・サイクス(カワサキレーシングチーム)がリード背後にジョナサン・レイ(カワサキレーシングチーム)がつけて、カワサキワンツー体制。ヘイデンが3番手につける。オープニングラップでレイがトップ浮上。ヘイデンが2番手浮上。ヘイデンはそのままレイを交わしてトップに立ち、レイが追いかける展開。背後ではサイクスのペースが上がらずにチャズ・デイビス(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)が3番手浮上。
ヘイデンはファステストラップを叩き出しながら逃げを打ち、4周目にはレイに2秒以上のアドバンテージを築いた。レイもデイビスを引き離して単独2位走行。デイビスには迫ってきたダビデ・ジュリアーノ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)と表彰台争いを展開しながらレイを追う。
10周目。デイビスがレイを捕らえて2番手浮上。ジュリアーノもデイビスにならってレイを捕らえると3番手浮上。レイは一気に表彰台圏外へ。
デイビスはジュリアーノを従えたまま4秒以上前を行くヘイデンを猛然と追いかけ始めた。
ラスト5周。ジュリアーノがデイビスを捕らえて2番手に浮上。デイビスを置き去りにしてペースを上げ、ヘイデンとの差を2秒まで詰める。
ラストラップ。ジュリアーノとヘイデンの差は1秒。しかしジュリアーノの追い上げもここまで。ヘイデンが逃げ切りでSBK初優勝を飾った。ジュリアーノは2位。ラスト3周でデイビスを捕らえたレイが3位表彰台を獲得した。