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投稿日: 2017.10.21 09:38

イデミツ・ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第16戦オーストラリアGP 初日レポート


MotoGP | イデミツ・ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第16戦オーストラリアGP 初日レポート

中上がオーストラリアGPの初日でトップタイム
パウィは31番手

2017年10月20日(金)
Rd.16 オーストラリアGP
フィリップアイランド・サーキット
コンディション:ドライ
気温:15℃ 路面:30℃

 3連戦の2戦目、第16戦オーストラリアGPがフィリップアイランド・サーキットで初日の走行を迎えました。IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は、午後のFP2で1分33秒310を記録。2番手以下を大きく引き離す最速タイムで、快調なスタートを切りました。チームメートのカイルール・イダム・パウィは、1分36秒286で31番手につけました。

 午前のFP1は、現地時間午前11時55分(日本時間午前9時55分)から45分間にわたって行われました。フィリップアイランド・サーキットはオーストラリアの美しい自然に囲まれたシーズン屈指の高速コース、温度条件の低さと不安定な天候で知られています。FP1はすっきりとした青空と明るい日差しに恵まれたものの、冷たい風も吹いて寒い中でのセッションになりました。そんな中でも、中上は1分33秒前半のタイムを3周にわたりマークして、セッション最上位で終えました。一方、パウィは堅実な走りで、ウイーク最初のセッションを29番手で終えました。

 午後のFP2でも中上はこの勢いを維持してセッションに臨み、2番手の選手を0.710秒引き離す大差で、再びトップにつけました。パウィは、チーム一丸となってベストなライディングを探求し続け、午前のラップタイムを0.737秒短縮することに成功しました。

 明日のFP3は午前11時55分(日本時間午後9時55分)にスタート。午後の予選は、午後4時5分から45分間のセッションで、決勝レースに向けたグリッドを決定します。

中上貴晶(1番手 / 1’33.310)

「FP1の走り出しからマシンのフィーリングがすごくよく、タイヤは両方のオプションを試せました。最速タイムを記録したのは柔らかめのコンパウンドですが、硬めのタイヤでも33秒7のタイムで周回することができました。ユーズドタイヤでもコンスタントに安定して走れています。この勢いと高いモチベーションを維持して、明日の予選では2戦連続のポールポジションを狙いたいと思います」

カイルール・イダム・パウィ(31番手 / 1’36.286 / +2.976)

「特に高速コーナーでフロントタイヤが切れ込む傾向があり、厳しい初日になりました。セットアップを振ってみても、あまりフィーリングがよくならないので、明日はさらに別のセットアップを試す予定です。あきらめず、チーム全員でがんばって改善を目指します」

岡田忠之 チーム監督

「今日の中上は、非常に高水準の走りを維持しながら、セッションの積み上げを順調に進めていきました。前回のもてぎよりも確実に余裕を持って臨めている状態で、2番手の選手に約0.7秒の差をつけています。明日も引き続き、いい走りを期待しています。パウィは、この高難度のコースで、上位陣との差をいつもよりも詰めることができています。この寒さの影響で、フロントが切れ込む傾向があるようなので、チームと相談して最適な解決方法を探ります」


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