更新日: 2016.06.08 18:07
MotoGP:ロレンソ、イアンノーネの対応に怒り。「彼は謝罪しなかった」
先週末に行われたカタルニアGPでクラッシュによりリタイアしたホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ)は、クラッシュしたことよりも、追突してきたアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)の対応に失望したと語った。
カタルニアGPの決勝レース序盤をリードしていたロレンソだが、フロントタイヤのグレイニングに苦しめられ、12周目には5番手に後退。その5周後に追い上げてきたイアンノーネに追突され、リタイアとなった。
■ロレンソ「僕にとって最悪な出来事だった」
「イアンノーネがブレーキを遅らせすぎたのか、前にライダーがいること知りながら、あえてブレーキを掛けなかったのかは分からない」とロレンソ。
「大きな衝撃を感じ、地面に叩き付けられた。腰や鎖骨が折れたんじゃないかと不安になったよ」
「誰だってミスはするものだ。しかし、せめて『すまなかった、そのコーナーでミスをしてしまったのは自分だ』と言うべきだよ」
「ところが、イアンノーネは『君のバイクに何が起こったんだ? エンジンか何かが壊れたのか?』と聞いてきたんだ」
「審査員団は僕にテレメトリーデータを提出するよう求めてきた。そして、僕が前の周より遅くブレーキングしていたことを確認した」
「僕にとって最悪な出来事だった。彼が謝罪しなかったからね」
「イアンノーネは、あのクラッシュが自分のせいだと理解していない。彼は単独のクラッシュだけでなく、他者を巻き込むような失敗をあまりにも多くしすぎている」
「ダニ(・ペドロサ)は(第3戦)オースティンで過ちを犯した。しかし彼は(アンドレア・)ドビジオーゾの所へすぐ向かい、自らのミスを謝罪した」
「だから、今回のアクシデントは最悪の出来事だった」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています