更新日: 2016.07.17 23:45
MotoGP第9戦ドイツGP決勝 ピット戦略大当たりのマルケスが逆転勝利
MotoGP第9戦ドイツGP、MotoGPクラスは、ドイツのザクセンリンクで決勝レースを行ない、マルク・マルケス(ホンダ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースはウエット路面でスタート。スタート直後にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)がトップに立つが、3周目にアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が、4周目にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)がトップに浮上する。
ペトルッチは10周目までトップをキープしたものの、11周目の3コーナーで転倒、この周には6番手を走っていたマルケスもコースオフを喫し、9番手に後退してしまう。ペトルッチの転倒でドビジオーゾが2番手以下に2秒前後のリードを取ってトップとなるが、レース中盤付近からライン上が乾いていく。
これを見て真っ先に動いたのがマルケス。マルケスは16周を終えてピットに戻り、スリックタイヤを履いたマシンにチェンジ。14番手まで後退するものの、その後、レインを履くトップ集団を4秒から7秒ほど速いペースで追いかけ始める。この時点でトップグループにつけていたドビジオーゾ、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、エクトル・バルベラ(ドゥカティ)、カル・クロッチロウ(ホンダ)がピットに入り、ジャック・ミラー(ホンダ)がトップに立つ。
マルケスは上位選手のピットインで2番手となると、瞬く間にジャックに追いつき、25周目の4コーナーでジャックを交わしてトップに浮上。そのまま2位以下に20秒以上の差をつけてトップでチェッカーを受けた。これでマルケスはMotoGPクラスに昇格して以来、ザクセンリンクでは負け知らず、125cc、Moto2時代を合わせると7連勝と連勝記録を伸ばした。