更新日: 2018.10.23 17:59
前夜祭にロッシら登場。会場はさながら音楽フェスの輝き/MotoGP日本GPトピックス
MotoGP日本GPウィークの10月19日と10月20日に中央エントランスのMotoステージで行われた前夜祭。このイベントには2日間で全MotoGPライダーが登場し、盛り上がりを見せていた。
2日目には、ホンダ、ヤマハ、スズキ、ドゥカティのファクトリーライダーが登場。会場ではライトスティックが配布され、集まったファンはライダーが登場するとイメージカラーの明かりをつけて会場を彩っていた。
2018年シーズン限りで引退するダニ・ペドロサのステージでは、日本GPのウイーク中にペドロサファンが書いたメッセージフラッグが渡された。メッセージフラッグを受け取ったペドロサは「こんなに素晴らしい旗は見たことがない。自宅に持ち帰ってトロフィーがある部屋に飾りたいと思う」と喜びを語った。
■航空自衛隊所属のファントムがツインリンクもてぎに登場
決勝日のオープニングセレモニーでは、ファントムの愛称で呼ばれている航空自衛隊百里基地第7航空団所属の『F-4EJ(改)』の歓迎フライト展示が行われた。『F-4EJ(改)』は、米空軍のF-4Eを改造した戦闘機で、日本での運用に不必要な装備を取り除き、データ・リンクを載せて要撃戦闘機タイプにしたものだ。
MotoGPクラスの決勝スタート前には2機の『F-4EJ(改)』が登場。ツインリンクもてぎの空を飛行し、迫力のジェットエンジンサウンドを響かせた。
■2019年スタートのMotoE車両が日本初上陸
Moto2クラスの決勝レース後、2019年からスタートする予定の電動バイクによる新たなチャンピオンシップ『FIM Enel MotoE World Cup(MotoEワールドカップ)』のワンメイク車両がデモランを行った。
登場したMotoE車両は、イタリアの電動バイクメーカー、Energica Motor Company(エネルジカ・モーターカンパニー)の『Energica Ego Corsa(エネルジカ・エゴ・コルセ)』。デモランは1993年の250ccクラス王者の原田哲也が務めた。原田はMotoEマシンでコースインすると、かん高いモーター音を響かせながらサーキットを1周した。
■日本GPでタイトル獲得のマルケス。ゲーム機を使ったパフォーマンスで喜ぶ
日本GPで優勝し、2018年のタイトルを獲得したマルケス。レースを終えたマルケスは、コース上でパフォーマンスを実施した。
マルケスは、コースにマシンを止めると、登場したゲーム機に向かい遊び始める。ゲームをクリアするとチャンピオンヘルメットが登場。マルケスはチャンピオンヘルメットをかぶってウイニングランへと向かっていった。
■MotoGP決勝後の表彰式にファンが集結
MotoGPクラスの表彰式ではファンがホームストレート上で表彰式を観覧できるセレブレーションアリーナが開催。ホームストレートで表彰式を見れるのは日本GPでは初の開催だ。レース後、ホームストレートには多くのファンが詰めかけ、表彰式を盛上げていた。
なお、レース主催者が発表した2018年の日本GPに来場した観客数は約9万6,000人。昨年よりも7%増加となった。