更新日: 2016.10.24 19:02
ホンダ MotoGP第16戦オーストラリアGP MotoGPクラス決勝日レポート
MotoGP コメント
カル・クラッチロー(MotoGP 優勝)
「優勝することができて本当にうれしいです。ウイークを通して、不安定で厳しいコンディションでしたが、冷静にマシンのセットアップに取り組み、いい仕事ができました。いいレースができると確信していましたが、今週はドライコンディションでほとんど走れなかったにも関わらず、過去のデータと比べても今年が一番よくて、不思議な気持ちでした。とにかくチームがいい仕事をしてくれたことに感謝したいです。そして、全力でサポートしてくれるHondaに感謝しています。今日は2人の女性、妻のルーシーと長女のウィローがいないのが残念です。次のマレーシアには来ることになっているので会えるのを楽しみにしています」
ジャック・ミラー(MotoGP 10位)
「今日のようなバトルを、ヘビーなバトルと言うのだと思います。だれがインサイドに入ってくるのか全く分からないので何度もヒヤッとすることがありました。ドゥーハンコーナーを時速330㎞で入るのは少しクレイジーでしたが、だれが一番遅くブレーキングをするかという戦いでした。今日は多くのことを学べました。重要なことはポイントを獲得できたことです。またホームのファンにも僕の全力の走りを見てもらえたと思います。予選5番手だったので、もっといい結果が出せたと思いますが、最終ラップに少し失敗してしまいました。今日は今週一度も使っていないハードフロントタイヤでレースをしました。でも問題はリアタイヤでした。何度か危ない瞬間がありました。コーナー進入でリアが流れ、はらんでしまいました。でもトップ10に入ることができてうれしいです」
ティト・ラバト(MotoGP 16位)
「今日のレースはとても難しく、フラストレーションがたまりました。しかし、いい走りをして完走し、データの収集と経験を積むことができたのでよかったです。でも僕にとってはシーズンで最も難しいレースの一つになりました。天候は全く味方してくれませんでした。そのため自信を持って走れるまでに時間がかかりました。マシンやミシュランタイヤがどのようなパフォーマンスをするかもよく理解できないままレースをスタートしました。引き続き学んで、最後の2レースでもっと戦闘的になれるようにがんばります」
ニッキー・ヘイデン(MotoGP 17位)
「コンディションが非常に変わりやすく、とても難しい週末でしたが、ウォームアップでやっとドライコンディションで数周走行することができました。しかし、序盤はなかなかリズムをつかめませんでした。7番手争いの集団にいましたが、とても楽しかったです。集団の中で一番タイヤの状態がよかったように感じていたので、バトルに勝てると思ったのですが、ホンダヘアピンで、ジャック(ミラー)にノックダウンさせられました。でも、これがレースというものです。実際に彼のことは見ていません。彼が来たときにはもうなにもできませんでした。予選では7番グリッドを獲得しましたが、金曜日の午前中までマシンに乗ったことがなかったことを考えればとてもいい結果だと思います。なによりも週末を楽しむことができました。Repsol Honda Teamに戻り、このマシンに再び乗ることができてとてもうれしかったです。最高の気分でした。まずまずの仕事ができたと思いますが、できればいい結果でフィニッシュしたかったです」
マルク・マルケス(MotoGP リタイア)
「まず最初に、転倒したことをチームに謝らなければいけません。今日はなにもかもが完ぺきでした。それを結果につなげられず本当に残念でした。もしチャンピオンシップがかかっていたなら、リスクを冒さず、全く違うレースになっていたと思います。今日はリードをしっかりキープしていました。しかし、ハードブレーキングポイントの4コーナーで深く入りすぎてしまい、通常ならワイドラインでリスクを回避するのですが、今日は同じポイントからコーナーに入っていきました。今日は完全に自分のミスです。いつもならブレーキングはもっと慎重です。今日はリスクの大きい走りをしてしまいました。すでにタイトルを獲得しているのですが、一つでも多く勝ちたいと思っています。次のマレーシアに気持ちを切り替えなくてはいけません。優勝したカル(クラッチロー)におめでとうと言いたいです」