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投稿日: 2021.09.27 09:31
更新日: 2021.09.27 09:46

SBK第10戦スペイン:チャンピオンシップリーダーのラズガットリオグルが2勝。レイとのポイント差を20に拡大


MotoGP | SBK第10戦スペイン:チャンピオンシップリーダーのラズガットリオグルが2勝。レイとのポイント差を20に拡大

 レース2は同日の午後に行われた。気温は28度、路面温度は45度にまで上昇した。また、レース2はロウズが手首の状態が完ぺきではないことを理由に欠場することになった。
 
 ポールポジションスタートのラズガットリオグルがトップに立ち、その背をレイが追っていたがマイケル・ルーベン・リナルディ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)が2番手に浮上。レイは3番手に後退する。
 
 トップのラズガットリオグル、2番手のリナルディ、少し離れて3番手のレイ、4番手のレディング、5番手のロカテッリが続く展開。レイはトップ2から遅れ、3周目にはレディングのオーバーテイクを許して4番手に後退した。
 
 3番手にポジションを上げたレディングは前を走るラズガットリオグル、リナルディとの差を詰める。トップ3はラズガットリオグルを先頭とするリナルディ、レディングのグループとなった。その約1秒後方を走るレイは4番手を維持しつつもロカテッリなど後方のライダーと僅差の展開が続く。
 
 レイはその後、ロカテッリ、バウティスタに相次いでかわされ、さらにアクセル・バッサーニ(モトコルサ・レーシング)がレイに迫る。レイは前のライダーとの差を縮められず、バッサーニからポジションを守る走りとなった。
 
 一方、トップは依然としてラズガットリオグルがキープしていたが、レディングが2番手に浮上。リナルディが3番手に後退していた。そのリナルディにロカテッリが迫り、残り7周でオーバーテイク。ロカテッリが3番手に浮上する。リナルディはバウティスタにもかわされ、5番手に後退。4番手となったバウティスタは、前を走る3番手のロカテッリを追う。
 
 さらに残り5周になると、2番手のレディングがトップのラズガットリオグルに接近していた。テール・トゥ・ノーズでラズガットリオグルを追うレディング。ラズガットリオグルはコーナー進入でラインを締めていたが、レディングは残り4周の10コーナー立ち上がりでラズガットリオグルをオーバーテイクし、トップを奪取した。
 
 しかし残り3周、ラズガットリオグルが13コーナーでレディングをパス。トップを奪い返す。さらにその後方ではロカテッリとバウティスタによる激しい3番手争いが展開されていた。バウティスタは13コーナーでロカテッリをかわし、3番手に浮上する。
 
 ラズガットリオグルはレディングを振り切り、トップで最終コーナーを立ち上がると、今大会で2勝目を挙げた。レディングは0.113秒差で2位。3位はバウティスタで、前戦カタルーニャのスーパーポール・レースに続く表彰台を獲得している。
 
 4位はロカテッリ。5位はレイで、チャンピオンシップではランキングトップのラズガットリオグルとランキング2番手のレイとのポイント差は20に広がった。野左根は4周目に転倒リタイアに終わった。
 
 スーパースポーツ世界選手権(WSS)は1レースのみが行われ、川崎祥吾(G.A.P.モトズー・レーシングbyプセッティ)が22位フィニッシュ。スーパースポーツ世界選手権300(WSS300)は決勝レース1で赤旗終了。岡谷雄太(MTMカワサキ)は8位、決勝レース2では表彰台争いを繰り広げ、2番手でフィニッシュラインを通過。しかし、のちに最終ラップでトラックリミット違反を喫したとして1ポジション降格となり、3位だった。岡谷は今季2度目のポディウムに立った。


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