更新日: 2022.02.13 11:30
ドゥカティのマリーニが1番手タイムを記録/2022MotoGPマンダリカ公式テスト2日目
4番手につけたファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)は、レースペースに自信を見せる。「ユーズドタイヤではとても速かった。それについては満足している」とする一方で、予選におけるタイムアタックについては懸念しているという。
「予選については今のところ、僕が懸念しているところだ。ユーズドタイヤでとても速く走れているから、ペースについては心配していないんだけど、新しいタイヤでのタイムアタックは、昨年よりちょっと欠けてるものがある。これが大きな違いで、改善しないといけない」
■スズキ:マンダリカ2日目テストに影響したコロナ
ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)にはこの日、厳しい状況が降りかかっていた。というのも、チーム内のスタッフ複数人がコロナ陽性となったからだ。「今日のテストが少し難しくなってしまった。でも、起こりうることだから」と、ミルは忙しくなった1日を振り返った。
さらにはテストで電子制御面で悩まされたと言い、これらのためにあまり多くの周回を重ねることができず、49周で2日目のマンダリカテストを終えた。
■KTM:マンダリカで着実な進歩
厳しい様子に見えたセパンテストから、マンダリカテストで明るいコメントが語られたKTM。11番手のブラッド・ビンダー(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)がKTM勢として最上位だった。
ビンダーはセパンテストを踏まえ、マンダリカでのテストについてこう語っている。
「セパンテスト後はあまり満足していなかったんだ。ただ、それでもなぜ満足していないのか、ということを理解していたのがよかった。そして、何を解決しないといけないのかもね。だから(マンダリカで)最初からよくしていけたんだ」
「そして、ひたすらセットアップを煮詰めていったんだ。僕たちのバイクはうまく走るようになり、そしてマージンも大きくなった。昨年の(開幕戦)カタール戦に比べれば、今の気持ちの方が上だと思う。まだ改善の余地があるけどね」
マンダリカでのテスト3日目は2月13日、現地時間9時から17時にかけて行われる。これが開幕戦カタールGP前に実施される最後の公式テストとなる。