更新日: 2024.04.17 12:52
アルファロメオ、新コンパクト『ミラノ』……改め『ジュニア』が世界初公開。HVに加え初BEVも
そのうち内燃機関のICEにモーターを組み合わせたハイブリッド仕様となる“IBRIDA(イブリダ)”には、前輪駆動モデルと伝統の4輪駆動“Q4”を設定。ICEには可変ジオメトリーターボとディストリビューションチェーンを備えた1.2リッター3気筒ミラーサイクルエンジンを採用し、48Vのリチウムイオンバッテリーと6速デュアルクラッチトランスミッションに組み込まれた21kWの電気モーターにより136PSのアウトプットを確保する。そのうえで、インバーターおよびトランスミッション制御ユニットと連携し、効率化を優先しつつ最大150km/hでの電動走行も可能としている。
そして注目となるブランド初BEV(バッテリーEV)の“ELETTRICA(エレットリカ)”は、54kWhのバッテリーを搭載した156PSの標準仕様と、最上位モデルで240PSを出力する“VELOCE(ヴェローチェ)”を用意。とくに後者はスポーツサスペンションの採用で車高が25mm低く設定され、前後のアンチロールバーはグリップを高めて素早いコーナリングを実現するべく、さらにスポーティな仕様とされる。
またブレーキシステムには4ピストンのモノブロックキャリパーと、380mmを超える大径のフロントディスクを採用。機械式セルフロッキングディファレンシャルに、20インチのハイパフォーマンスタイヤも電気自動車専用のものとし、優れたグリップ力を発揮するアルファらしいモデルとなっている。
そのうえで、エネルギー密度が高く定格エネルギーと使用可能エネルギーの比率において優れた性能を発揮するという54kWhのリチウムイオンバッテリーパックは、規定のWLTPでは410km、市街地で590kmの航続距離を実現。100kWのDC急速充電ステーションで10%から80%まで充電するのに30分以内という利便性も兼ね備えた。
そのほかコネクテッドナビの機能を活用し、ドライバーの充電ニーズを自動的にストレスなく管理する“EVルーティング”や、あらゆるサービスを提供する“Alfa Connect Services”も搭載。本国ではシリーズ最上位のローンチエディションとして“SPECIALE(スペチアーレ)”の限定受注が開始されており、日本市場への導入時期やグレード構成、価格などは追ってアナウンスされる見込みだ。
公式サイト:https://www.alfaromeo-jp.com
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